前田家本 閑居友6 涙に萎れつつ帰りけるとなん
しをれつゝ返りけるとなん。これはか乃院の御あた り乃事をしるせる文に侍き。なにとなくミ...
前田家本 閑居友5 今上を抱き奉りて先づは伊勢大神宮を
今上をいたきたてまつりてまつハ伊勢大神宮を お可ませまいらせつきに西方をゝかミていらせ...
前田家本 閑居友4 煙立ち昇りて行く先も涙に隠れ塞がり
けふりたち乃ほりてゆくさきもなミたに可くれふた かりいつれ可山河ともわ可れす八しま乃さ...
前田家本 閑居友3 誰も哀れと思されけん
たれもあ者れとやおほされけん。あるはなおしの そてをかほにあ○あるはおもてをかへにむ可へ...
前田家本 閑居友2 憂き世を出でて佛の御国に
いてゝ佛乃みくにゝむまれんとねか者ん人いかてか すつとならはなをさり乃事侍へきさき乃よ...
こもん
たのにはにこもんはなさくみにこんか この句は、千代女が最初に作ったものとされておりま...
前田家本 閑居友 建礼門女院御いほりにしのびし御幸の事
文治二年ノ春建礼門女院世をすてゝこもりゐ させたまへるもとにいかさまにしていまそかるら むとて夜おこめてしのひ乃御幸ありけり。そ乃 をハします所にいと(あやし)けなるあま乃と...
前田家本 方丈記 日野の庵0 地を占めて造らず
つくらす。つちゐをくみうちおほ ひをふきてつきめことにかけか ねをかけたり。もしこころ...
初雁や
初雁やならべて聞くは惜しいこと この句も千代女7歳の時の作と伝えられている。 これも7歳...
前田家本 方丈記 今様4 日もいたづらに
……も…つ…き ふ…… 見 こよひむなしく あけなは○おきて 何...