前田家本 方丈記 日野の庵12 山中の景気折りに付けつゝ尽くること無し
つけてもやまなかの景気おり につけつゝつくることなし。いはん やふかくしれらん人のた...
雑歌中 岩田の小野のははそ原
第十七 雜歌中 題しらず 式部卿宇合 山城の 岩田の小野の ははそ原 見つつや君が山路 越ゆら...
恋歌一 常陸帯
第十一 戀歌一 題しらず よみ人知らず 東路の道のはてなる 常陸帶の かごとばかりも 逢はむ とぞ思ふ 読み:あずまじのみちのはてなるひたちおび...
恋歌一 筑波山歌垣
第十一 戀歌一 題しらず 源重之 筑波山 端山 繁山 しげけれど 思ひ入る...
恋歌一 心をつくば山
第十一 戀歌一 また通う人ありける女のもとに遣はしける 大中臣能宣朝臣 われならむ人に ...
春歌上 室の八嶋
第一 春歌上 崇院に百首歌奉りける時 藤原清輔朝臣 朝がすみ ふかく見ゆるや ...
増鏡 第一 おどろのした 後鳥羽天皇即位
かくて此御門、元暦元年七月廿八日御即位、そのほどの事、常のまゝなるべし。 平家の人々、...
増鏡 第一 おどろのした 水無瀬離宮
鳥羽殿白川殿なども修理せさせ給て、つねに渡り住ませ給へど、猶又水無瀬といふ所に、えもいはずおもしろき院づくりして、しば/\通ひおはしましつゝ、春秋の花紅葉につけても、御心ゆくかぎり...
増鏡 第一 おどろのした 新古今和歌集勅命
今のせつしやうは、院の御時の關白基通のおとゞ。その後はごきやうごくどの良經ときこえ給し...
増鏡 第一 おどろのした 千五百番歌合
この撰集よりさきに、千五百番の歌合せさせ給しにも、すぐれたる限りを撰ばせ給て、この道の...