ドラッグスタークラシック1100のインプレッションを掲載します。
新車で購入後1年半経過し約7000km走行しました。
ノーマルからの変更箇所はハンドルを幅の狭いものに交換し、大型スクリーンとサイドバッグを装着しています。
【居住性】
必要以上に幅の広いハンドルは肘が張ってしまい肩がこるので社外品に交換しました。ポジションはかなり楽になったけどまだハンドルが遠い気がしています。
シートは大きな鞍型のため、ロングツーリングでも尻が痛くなったことはありません。堅さも適度で疲れにくい上品だと思います。また身長165cmの自分でもべったりと両足が着地するので何の不安もなくどこへでも乗り出していけます。
【操縦性】
走り出してさえしまえば290kgもの車重を感じさせることなく、素直なハンドリングで乗り手を楽しませてくれます。峠道ではつい倒しすぎてステップを擦ること度々です。細い林道でも舗装さえしてあれば十分走破できました。
信号停止前などの超低速走行はロングな車体のせいか苦手で、多分このバイクで運転免許の検定を受けたら1本橋を渡り切るのは至難の業だと思います。
【エンジン】
低回転域のトルクが太いので、発進時のクラッチミートに気を使うことはありません。タコメーターの装備がないので回転数ははっきりしませんが、60km/hからの追越し加速では5速でもシフトダウンの必要は感じられず、中速域(100km)まではその力強いトルクでぐいぐい加速していきます。
ショートストロークのためか70km/hあたりからエンジンの鼓動が減少していくので、アメリカン特有のドコドコ感を期待するなら60km/hまでが実用範囲だと思います。
国産ビッグツインには珍しく空冷を採用しているため夏場にはオーバーヒートによる熱ダレを危惧してしまいますが、今のところそのような症状に陥ったことはなくライダーが先にダレてしまっています。ただ、熱膨張を加味してバルブとのクリアランスを大きくしているためかタペット音は大きめです。
ほぼツーリングにしか使用していませんが、燃費は25km/L前後とリッターオーバーにしては良い数値が出ています。
【取回し】
残念ながら取回しは良いとはいえません。もちろん290kgの車重だから仕方のないことですが、ハンドルを持って方向転換するにも慎重な扱いが必要です。車体の重心は低いところにあるため跨いで左右に倒しかけてもそれほど重さを感じないのですが、横に立って取回すと非常に重量感を覚えます。どうも腰を車体にあてがう場所(シート)が低すぎてバランスをとり辛いためだと思います。
自分は発進のことを考えてバイクを止める位置を選択しています。
【総評】
さすがハンドリングのヤマハだけあって他社のような癖がなく、とても素直なバイクに仕上げてあると思います。ただ、エンジンは基本設計が一昔以上前のままで、そのうえ排ガス規制や騒音規制をくぐり抜けてきたためかなり無理をさせている感じがします。新しいエンジンの開発が待たれますが、昨今の大排気量化の波からいってこのままかもしれません。このエンジンは丈夫なうえ燃費が良いのが特筆事項でしょう。
このインプレは、バイクの個体差もありますし、あくまで私見ですので参考程度としてください。
新車で購入後1年半経過し約7000km走行しました。
ノーマルからの変更箇所はハンドルを幅の狭いものに交換し、大型スクリーンとサイドバッグを装着しています。
【居住性】
必要以上に幅の広いハンドルは肘が張ってしまい肩がこるので社外品に交換しました。ポジションはかなり楽になったけどまだハンドルが遠い気がしています。
シートは大きな鞍型のため、ロングツーリングでも尻が痛くなったことはありません。堅さも適度で疲れにくい上品だと思います。また身長165cmの自分でもべったりと両足が着地するので何の不安もなくどこへでも乗り出していけます。
【操縦性】
走り出してさえしまえば290kgもの車重を感じさせることなく、素直なハンドリングで乗り手を楽しませてくれます。峠道ではつい倒しすぎてステップを擦ること度々です。細い林道でも舗装さえしてあれば十分走破できました。
信号停止前などの超低速走行はロングな車体のせいか苦手で、多分このバイクで運転免許の検定を受けたら1本橋を渡り切るのは至難の業だと思います。
【エンジン】
低回転域のトルクが太いので、発進時のクラッチミートに気を使うことはありません。タコメーターの装備がないので回転数ははっきりしませんが、60km/hからの追越し加速では5速でもシフトダウンの必要は感じられず、中速域(100km)まではその力強いトルクでぐいぐい加速していきます。
ショートストロークのためか70km/hあたりからエンジンの鼓動が減少していくので、アメリカン特有のドコドコ感を期待するなら60km/hまでが実用範囲だと思います。
国産ビッグツインには珍しく空冷を採用しているため夏場にはオーバーヒートによる熱ダレを危惧してしまいますが、今のところそのような症状に陥ったことはなくライダーが先にダレてしまっています。ただ、熱膨張を加味してバルブとのクリアランスを大きくしているためかタペット音は大きめです。
ほぼツーリングにしか使用していませんが、燃費は25km/L前後とリッターオーバーにしては良い数値が出ています。
【取回し】
残念ながら取回しは良いとはいえません。もちろん290kgの車重だから仕方のないことですが、ハンドルを持って方向転換するにも慎重な扱いが必要です。車体の重心は低いところにあるため跨いで左右に倒しかけてもそれほど重さを感じないのですが、横に立って取回すと非常に重量感を覚えます。どうも腰を車体にあてがう場所(シート)が低すぎてバランスをとり辛いためだと思います。
自分は発進のことを考えてバイクを止める位置を選択しています。
【総評】
さすがハンドリングのヤマハだけあって他社のような癖がなく、とても素直なバイクに仕上げてあると思います。ただ、エンジンは基本設計が一昔以上前のままで、そのうえ排ガス規制や騒音規制をくぐり抜けてきたためかなり無理をさせている感じがします。新しいエンジンの開発が待たれますが、昨今の大排気量化の波からいってこのままかもしれません。このエンジンは丈夫なうえ燃費が良いのが特筆事項でしょう。
このインプレは、バイクの個体差もありますし、あくまで私見ですので参考程度としてください。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます