ディグリーの再生計画も大きな作業は残すところチェーンの交換だけになってしまいました。
新しいチェーンもそろい、今日の作業で乗り出しができそうなので午前中にナンバーを受けることとしました。3年間の自賠責に入り必要書類を提出したら、ちょっとなじみの薄い「鈴鹿ナンバー」が交付されました。番号は「海猿(海保)」への緊急通報番号と同じでまずまず納得でしょう。
帰りがけにご無沙汰中のULJさん宅を訪ねてみると、なんと先客が・・・。SDKが免許の交付待ちで立ち寄ったとのことでした。
さて、午後からはお待ちかねの作業タイムです。たいていのバイクは汎用チェーンが使えるのですが、メーカーサイトで適合を調べると当方の初期型ディグリーだけは「純正対応」と書かれています。他のサイトでいろいろ調べたら、Fスプロケットには消音のためにチェーンを支えるゴム製のクッション材があり、汎用チェーンはこれに乗り上げて収まりが悪くなるそうです。そこでこのクッション材を取ってしまうこととしました。
[Fスプロケット]
得意のビール箱活用で後輪をはずし、チェーンに余裕を持たせてから切断作業をはじめます。ピンの中心にポンチを打ってドリルで切削しようとするもびくともしません。次の手はドリルの先端を砥石に変えて研磨攻撃です。やっとのことでピンの頭を全て削り取りハンマーで一撃を加えるも変化なし。最後の手段の鉄鋸でやっと切断に成功しました。
[チェーン切断中]
次に新品チェーンの長さを調整しなければなりません。さすがに古いチェーンのように乱暴なことはできず、ITOさんへ行って切断してもらいました(ちょっと反則)。切断の方法はピンの頭を削りとり、あとはタガネをハンマーでチェーンのプレートのすきまに打ち込んではずす感じでした。
アクスルシャフトをしっかりグリスアップして、ついでにキーキー鳴いていたリアブレーキを分解しブレーキクリーナーで洗浄、新品チェーンを張って完成です。
[ゴールドチェーン組付け完了]