jogo式Canoe Life

僕たちは変化の時代を生きている



 僕が初めてシーカヤックに乗ったのは、20年ぐらい前だったと思います。当時サーフカヤックをやっていて、シーカヤックも試しに乗ってみたいと、葉山の重鎮、河合さんにお願いしました。当時、河合さんは「365日海にいる男」と言われ、とても信頼されていた人です。

 河合さんは、「風は見るんだよ」と言いました。僕は「え?、感じるものでしょう」と言うと、「感じてからでは遅い」と。それ以降、僕も風を見るように心がけています。

 この10年では、ネットの出現、それとそのネットをスマホによって海辺や海上でも使えるようになりました。これにより近隣の風速の実況、それと過去の風速の変化も見れるようになりました。予報の精度も恐ろしく上がりました。

 ですが昨年頃から、また時には今年の10月以降、予報が全然当たらない、または直前になって全く変わってしまうという現象が起こり始めました。また、穏やかだった海が突然強風になる急変も。また、ここは無風なのに、5-6km離れたところでは強風という極端現象が起こっています。当然、短い時間のときは10分で無風から13ー15mの風になるということも、今までは三浦半島ではあまりなかったのですが、普通になってきています。

 我々はスキルが上がってしまい、10m程度の風では漕ぎ抜いてしまうので、気が付きにくいのですが、シーカヤックを始めて2-3年の頃を思い出してください。捕まったらかなり難儀したはずです。

 この数年で変化したの海の読み方、というものが必要になってきた気がします。ネットやスマホに頼りすぎた我々が、今一度、空を見て、風を見て、持ちうる感性を総動員するような「海の読み方」を構築するのは意味のあることではないでしょうか。

 そのためのアイデアがいくつかあるので、形にしていこうと思います。


覚は、自分で磨けば磨くほど、そのものの価値を深く理解できるようになります。 篠田桃紅
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