jogo式Canoe Life

252


 252という映画を見てきました。東京に大型台風が来て、大津波が来る。そのため地盤崩落した新橋の地下鉄駅に取り残された人たちを、東京都消防庁のハイパーレスキュー隊が命がけの救助を試みるという内容でした。
 ハイパーレスキュー隊の活躍は、4年前の新潟県中越地震の時、崖崩れの中から、母子二人を救出した時に、広く知られるようになりました(母親は死亡)。確か、設立の切っ掛けは、阪神淡路地震だったと聞いています。
 僕は4年前、バンコクのドムアン空港で、本物の東京都消防庁ハイパーレスキュー隊に会ったことがあります。彼らは、スマトラ沖大地震により津波被害を受けたプーケットでの救助のために派遣されていました。津波から15日後ぐらいだったでしょうか、まだドムアン空港の中は、乱れていました。欧米の大使館が臨時ブースを開き、イスラム教の臨時礼拝室が作られていました(被災したタイ南部はイスラム圏)。
 印象に残っているのは、オレンジ色のつなぎを来たハイパーレスキュー隊の横に、二人の普段着の人が。背中にガムテープが張ってあり、一人はコーディネーター、もう一人は通訳と記されていました。通訳の人に話しかけました。30人以上のレスキュー隊の面倒をたった2人で見たと思うと、それは驚異の仕事だと思ったからです。
 二人はJICAの職員でした。清潔な水、食料、そしてガソリン、電気、車の手配が大変だったと言っていました。自衛隊は衣食住を自前でそろえる能力を有していますが、消防は持っていないのです。海外の場合、震災が起こると、略奪が起こります(略奪が起こらないのは日本ぐらいです)。そうなると自衛の為、皆、銃器を持ちます。ガソリンを買う時は、こういった人たちと交渉が必要になります。それだけでも大仕事。JICAの職員さんぐらいしか公務員(JICAの人が公務員扱いかは知らないけど)でこういったことができる人はいないでしょう。
 いつの日か、あのスマトラ沖地震の津波の話しは、まとめてどこかに書きたいなと思っています。

べ物に飢えた人ならば
食べ物を与えればその飢えは満たせます
けれど孤独な人の心の飢えは、もっと深刻なのです

マザーテレサ
 
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