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どうゆう風向きか人生とは分からないものだ。まさか娘ちゃんが自ら「柔道をやりたい」と言い出すとは。親子で乱取り(柔道のスパーリング)をする時が来るとは。
何事にも消極的な性格の娘ちゃん。父親とは真逆の性格。だからキツさや痛みを伴う格闘技をやることは思ってなかった。極真空手の体験会に友達と行った時も、「筋肉痛があるから」と継続を拒否したような子なので・・。
不出来で無粋な父なので、あまり子供に伝えられることを持ち合わせていなかったので、これは一生に数度しかないチャンスと、、天から神様が落としてきてくれたチャンス。父がそんな機会を逃すわけがありません。
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柔道のいいところはですね・・、戦い方を身体で学べるところ。勝たなくていいんです、決定的に負けなければ(再び立ち上がれなうような負け方をしなければ)。人生と同じ。あとは受け身。投げられても怪我しないように柔らかくいなし、衝撃を最小限にして受け止める。これも人生と同じ。出来るようになると、とても良い。生きていける。
自分に自信もつくかな。故に毅然とした態度を取れて揺らがない。アホどもは蹴散らす。まずいじめられることがなくなる。変んな奴が近づいてきたら投げ飛ばせばいいのだから。その方法をトーチャンが教えてあげよう。父としてしてあげられるのはもうこれぐらいだから。そんなにないのだから。まずは必殺無敵の「背負い投げ」を伝授することにしよう。
勝負事は全てというか全部において諦めないのが大切 角田夏実