jogo式Canoe Life

「暮しの手帖」を知っていますか?



 日本おけるレジャーカヌー創成期、世にカヌーを知らしめる役割を果たした出版物がいくつかありました。僕は以前からそれらを収集し、販売しています。
 野田友佑さんの一つ上の世代、先輩にあたる人たちがバイブルのように所有していたのが「携帯ボートの楽しみ方(高木公三郎著)」と1969年に発行されて暮しの手帖第1号でした。
 「暮しの手帖」ですが、先輩方から話には聞いていたのですが、手に取ることはずっとできないでいました。探すこと15年。ついにこの機会がやってきました。
 で、どういう内容かというと、ファルトボートを自作しようと言うもので、そのための設計図や作り方が公開されているのです。この本を見て実際にファルトボートを作ったという先輩を3名ほど知っています。
 


 当時、まだ日本ではファルトボートが販売されておらず、学生さんや若いひとたちは、むさぼるようにこの本を読み、焚き付けられ、刺激を受け、実際にファルトボートを作製したそうです。その情熱が、現在のフジタカヌーなどへ繋がっていったのではないでしょうか。

 歴史的書籍です。カヌーの世界の貴重な資料だと思います。しばらく時間をかけて読んでみようと思います。そうすることで、カヌー創成期の息吹を感じてみたいです。


「人」と「物語」、そして「人との関わり」です。「それぞれ1人1人」になってこそ、人とつながっていることがリバレッジになる。  藤原和博

コメント一覧

jogo
さすが、ぽからさん。そうですか、そうですか、これがオリジナルです。この雑誌自体にすごいパワーはある感じします。今この雑誌はNHKの朝の15分ドラマの主題になってますよ。
ぽから
この記事すごいですよね。白黒コピーだけいただいたことがあって読みました。塩ビパイプと木のカヤックなんですねえ。KG1作ってるみたいだと思ったのを覚えてます。
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