サーフィンの一番の魅力は、僕にとってはそのスピード感にあります。スピード、加速。スピードを得るには2つの方法があって、トリムスポットを使った加速とドライブターン。今日はボトムターン時のドライ加速について。
ボトムターン時の加速は、レールとフィンが作り出す魔法。どちらが欠けても加速しません。サーフカヤッカーにとっては「レールを寝かせる」ことができるかできないかが肝です。困ったことに、レールが寝ている気分になっても、実際は寝ていないというケースが多く、これが加速しない一番の妨げになります。
レールが寝ているか、いないかの確認には、自分のライデリングの写真や動画で確認するのがいいでしょう。動画の場合、スローで8-16分の1にすると、波の一番ボトムに落ちたときに、陸側のレールが上がっているか。カヤックのボトムが見えているか、さらにフィンが見えているか、これで判断できます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/d6/88fa2714836af4642a416fceb2b914ae.jpg)
ひとつのアイデアとして、ボトムターン時に胸がどの方向を向いているか、でターンの質を上げることができます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/83/166d0b9acf1dfe05042f1740054e0ba3.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/02/3a7fd62af3e8202829861d77f0a28572.jpg)
上の写真は僕の知る限り最も質の高い(個人的好みもありますが)ボトムターンをする西谷さんのもの。ほぼ同じ条件の波に乗っている僕の写真がその下ですが、違いが分かると思います。
右手の甲の位置に注目してください。手の甲が波とカヤックに対してどの位置にあるか、これで胸の向く方向が決まってきます。
次回サーフィンするときに、手の甲の位置をどこに置くか意識してください。手の甲を、波側に突き出すのです。するとあら不思議、以前よりドライブの利いたターンができます。
若者は冒険をするべきだ。それはやるに値することだからだ。新谷暁生