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柔道の心技体

 何事もいいこともあれば、悪いこともある。しっかり整理をして自分で咀嚼していきたいです。
 柔道はよく「心技体」のバランスが取れていることが重要と言われているのですが、技と体は単純に強くなることを目的にしていて、ここの比重が高い。それはそれでいいのですが、若い頃ならばいいのですが、この年になるとここを追求しすぎるとケガや事故の危険を感じます。

 心や柔道の精神性に重きを置いて勉強したいなという気持ちが出てきています。この辺りについて調べるには最近の書籍ではあまり触れられていないので、柔道が創始された嘉納治五郎先生の時代まで遡っていかないとダメそうです。あとは海外では、競技性や勝利主義でないところにも重きを置いている国があって(フランスやヨーロッパ)、その辺りの書物に触れると勉強になります。

 

 例えばフランスの柔道には「コードモラル」という8つの規範が存在し、それは「友情」「誠」「謙虚」「自制」「勇気」「名誉」「尊敬」「礼儀」。それぞれ意味も説明されていて、尊敬がなければ信頼は生まれないとか、強くても驕らず謙虚な精神でいるべしなど。礼儀正しいことも求められたいます。武道は「礼に始り礼に終わる」と言いますが、相手に対し敬意を持つことはリスクの高いスポーツにおいては必須の事柄であり、これがないと怪我や危険度が高まってしまうし魅力も半減。道場への出入り時も一礼します。

 あと、僕がどっぷり浸かっていたカヌーの世界ですが、30年も経験があればベテラン域に達し、下手をすればエキスパート。しかし柔道世界は50年、60年やっている先達、先生がおり、僕が生まれる前からやってるなんて方が普通にいるのが怖いというか、すごい世界。そして、だから面白い。柔道を長く続けられたらなと思います。

道には精神性が不可欠だ 井上康生

 

 

 

 

 

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