3回目の孵卵への挑戦、結果は大変厳しいものでした。孵卵器に仕込んだ有精卵9個のうち生を受けたのは1羽のみ。惨敗と言っていいでしょう。しかも1羽だと大人になるのがとても難しい。例えば現在明朝の気温は0℃、マイナス気温の日もあります。小鳥たちは体を寄せ合い、おしくらまんじゅうをして寒さと戦います。しかし1羽だとそんなことはできないので凍死します。また先輩鶏からの攻撃(いじめ)を一身に受けることになります。これが10羽もいれば攻撃が絞りきれず逃げたりできるのですが・・。
孵らなかった卵は全て割って中を確認します。4羽の体が出来ていたのですが、卵黄(栄養)を体の中に吸収することに失敗、成長を自ら止めていました。切ないです。
生きているだけで、すごいことなんです。生まれた時点で既にエリート。成長できればさらにラッキー。成鶏まで育つのはホント、難しい。
しかし、ここで立ち止まるつもりはありません。この悔しさ、切なさと向かい合い前進します!。
一日一日をド真剣に走り続けていただきたい。 稲盛和夫