
25年前に使っていたタイ語の教科書です。1990年代の前半に初版が出てますが、まだ文字の印刷が硬い。凸版印刷?か。タイ語のフォントがまだPCに入っていない時代です。Windowsもまだない。そんな時代です。

大好きな下川裕治さんの本を見返すと、ある事に気がつきました。20年でタイ語も変化して来ている。使われている言葉や言い回しが、変わって来てるんです。おそらく日本語もそう。特に若い人の言葉は、大きく変化している。以前は教科書を通していわゆる教科書的な言い回ししか学べなかったけど、現在は映画やドラマ、YouTubeやインスタから見えて来たり聞こえてくる言葉は僕の知らないものばかりで、それを今スポンジのように吸収している。
語学は生き物だ。そしてそれに触れ、学ぶのは楽しい。今そんな中にいる。
「必ずしも本をたくさん読む必要はなくて、自分にとって必要な本を見つけることが大切なんじゃないですか」
谷川俊太郎