洋書で英会話

100冊以上読んできた経験と知識をもとに、英語の小説や雑誌、実用書などから、すぐに使える素敵な表現や文法をご紹介します。

洋書を読むために辞書を捨てる! Part 2

2015年01月23日 | 洋書の読み方

洋書が読めないまま外大を卒業してしまった私の世界を大きく変えるきっかけになった1冊、

それはダニエルスティールのSILENT HONORという小説でした。

 

このブログで紹介するにあたり、久しぶりに手に取って眺めてみましたが、

「とにかく読む!前に進む!」ということだけを目標に読み終えた本だけあり、

こんなことを書いたら、その本を貸してくれた先輩を悲しませてしまいますが・・・

どんな内容かあんまり思い出せませんでした!(^-^;)

でも、当時これを読んで面白い!!と思ったことだけは鮮明に覚えています。

そして、この一冊が私にとって、とても大切なきっかけをくれたことも。

 

洋書を読む時、特に初めての時は、

せっかく読むのだからと、知らない単語すべてを調べないとどこか損をしたような、

何か大きな間違いを犯してしまっているような、そんな不安に陥りますが、

1冊目はとにかく前に進む!ということを目標にして

辞書に頼るよりも想像力をフルに活用して読む練習をすることをお勧めします。

 

そうして読むようにすると、細かいこと(文法や難しい語彙など)も、

冊数をこなすごとにだんだん見えるようになってきます。

逆にそれをしていないと、なかなか見えるようにはなりません。

 

性格の違いもありますから難しいと思われるかもしれませんが、

そのような方ほど意識して想像力を鍛える練習をしていただきたいです。

 

というのも、先日、課題で取り組んでいる本の中の緊急事態の場面で

主人公のそばにいた消防隊が言った言葉にmedicoという言葉があったのですが、

その言葉はスペイン語だったのですが、流れとシーンから、カタカナ読みしてもメディコと、

英語のmedicalにとっても良く似ていて想像もしやすい言葉だったのにも関わらず、

「英語の辞書に載っていないからこの単語の意味がわからない」と質問を受けました。

これこそ、まさに、辞書に頼りすぎて、本来見えたかもしれないものが見えなくなってしまった状態だと、

とても残念に思いました。

 

かといって、知らない単語がありすぎる中で、

辞書に全く頼らないというのも逆説になりますが、考えものです。

 

では、どのように辞書と付き合うか。。

 

キーワードになっているような、何度も登場しているけど、それが何なのかわからないという単語、

それだけは調べるようにすると、読書がはかどります。

 

それ以外は理解は6割程度で大丈夫。場合によっては2割でもOK!

段落によっては全く分からなくても気にすることはありません!

Life is too short!

細かいことを気にするよりも沢山良書に出会って、素敵な表現に出会って、

英語の基礎体力をつける。

そして、時よりやってくる、フワッとわかるところ、

そこを大切にして読み進めていくことが大事です。

 

筋が合っているかどうかが不安?

わかります!

そんな時は、最後に自分が面白い!と感じることができたらOKのスタンスで次々読むことをお勧めします。

 

とはいっても一人では不安なもの。

文の流れで意味を想像するシリーズでまた少しずつそのコツを紹介していきます。