こんにちは!
judging by ~を使った表現は以前、ゆっくりハリー・ポッターの中で
ご紹介しましたが、現在レッスンで使うためにプリントを作成している洋書Matildaの中で
judging byが使われている面白い箇所をまたまた見つけてしまいましたので
復習も兼ねてまたご紹介します(^-^)
Matilda (Roald Dahl著)
一番初めの章 The Readers of Booksより
この本は、親が子どもに誤った関心を抱くこと、
そして、それとは真逆に全く関心を抱かないこと、
それぞれに対して著者が皮肉を交えて非難するところから始まるのですが、
そこで、自分の子どもを溺愛してしまって現実が見えなくなっている親に
学校の先生が学期末のレポートに書くコメントの中でチクリと嫌味を言って
仕返しをする場面にあった表現です。
"It is a curious truth that grasshoppers have their
hearing-organs in the sides of the abdomen.
Your daughter Vanessa, judging by what she's learnt this term,
has no hearing-organs at all."
grasshoppers は grasshopper(バッタ)の複数形
hering-organs は 聴覚器官
※organ 単独では「臓器」の意味です。
organ transplant で 臓器移植
internal organs で 内臓 、などなど、よく使われる単語です。
abdomen は 腹部
judging by ~ は 「~から判断すると」
byは前置詞ですので、後ろに【名詞】がきます。
what she's learnt this termで
「彼女が今期学んだこと」となっています。
no ~ at all で 全く~ない となります。
まとめると・・・
おもしろいことに、バッタは腹部に聴覚器官があると言います。
あなたの娘さんのヴァネッサは、彼女が今期学んだことから判断しますと、
聴覚器官を全くお持ちでないようです。
むむむ???
つまりどういうことか?
バッタでも話を聞けるのに
あなたの娘さんはまったく授業を聞いていなくて
全然だめですね、というようなことを遠回しに言っていますね。
Matildaを書いた著者のRoal Dahl氏の作品には
このような皮肉たっぷりのユーモアが沢山あって面白いです。
もうすでに私が受け持っているいくつかのクラスでは
この作品を使ってレッスンを進めていますが、
もうしばらくしましたら
塚口カルチャーセンターの中級クラスで
また新たに取り組もうと計画しています。
ご興味のある方はその時にぜひご参加くださいね!
またその時にはお知らせします♪