長く同じ場所に住んでいると同じような生活の繰り返しですが、今の私は、アメリカを渡り歩きながら、こんな素晴らしい人!がいるんだと思う出会いがあっています。
アナーバーには多くの音楽家たちがすんでいて、彼等はニューヨーク、デトロイトへと仕事に出かけていきます。
昨夜の出会いはピアニストのルーイス、ネーグル氏。3日前にベートーベンのお父さんがアルコール中毒者であった話からのクレクチャーを2時間された後に、ピアノリサイタルをされました。
彼はフランクな人柄です。ステージに登場されるスタイルは栄光的な音楽家ではなく、Tシャツ姿で現れましたので、ちょっと意外!。
客席が一杯なので、ステージのピアノの後ろに客席を作られていて、、その客席に座れた私はラッキーでした。
普通演奏者はまともに後ろに座られるのを嫌いますが、一人でも多くの人に聞いてもらいたいという彼の情熱を感じました。
今夜はベートーベンソナタソナタプログラムTWOを弾かれましたが、演奏が終わった後のコンサートホールは、騒然!言葉が出ません。ベートーベンがこんなに素晴らしい曲を作曲していて、すっかりベートーベンのフアンになりました。
彼は人間的にも尊敬できる人柄で、老人ホームや学校でも演奏会をしています。
人間そのものから伝わってくる音楽の力こそが本物!と今日は改めて感じました。
ニューヨークのジュリアード学院出身、ミシガン大学教授です。
2日で15ドルで一流の音楽会へ行けるのもアナーバーの魅力ですね。日本だと10倍の値段はします。
アナーバーならではの出会いは素晴らしいです。