ラジオ四号(7MHzダブルスーパー受信機)の再構築中。
VHF用のフロントエンドIC、TA7358をHFで使うための方法がWebに散見されるが、あるサイトの回路図を模倣したところうまく動かなかった。そこでデータシートとにらめっこして、回路を吟味してみた。
まずブロックダイアグラム。
初段のRFアンプは独立していて、IFアンプにも使えるという。今回は二段のプリセレクタを通った信号を増幅する。
②番端子のBypassはVHFのリファレンスでは1,000PFになっているが、HFで使うぶんにはもっと大きな容量を次ぐたさなくてはならない。発振してしまうからだ。
今回は10,000PFと47μFを並列につないだ。
等価回路を見るとわかるように、Bypass容量はエミッタ入力アンプにおける、ベースの接地コンデンサであることがわかる。
⑦、⑧、⑨はローカル発振回路でVFOを構成するために回路になっている。これがHFでも使えれば、初代ラジオ四号に使っていた外部VFO(なぜか鬼籍に入った)を使わずに済む。
あるサイトでは⑦とGNDの間に100PFを取り付けるようになっているのだが、100PFは⑦~⑨、⑧~⑦につけるのが正解じゃないかな?あるサイトの通り組んだら発信が安定しなかったので自説にのっとり組み直したら、あっさりと17.7MHzのVFOができた。
もっとも使ってる周波数が違うだろ、とか物言いがつくかもしれないので、私はこれでうまく言った、というにとどめておこう。