LA1265を使ったラジオのバーアンテナを巻き直した。
まだ取り払っていないピックアップコイルとライターに巻き付けた線の太さの違いがわかるでしょうか?
(確か)0.4Φのエナメル線を単線で巻いていたのですが、高周波域での感度低下がバリコン交換後も目に付くので、表皮効果を減少すべく太線にしてみたわけです。
このリッツ線もどきは0.4Φのエナメル線を四本束ねて、ばらけないようにねじりを加えた物。ホームセンターなどではあまり太いエナメル線が無いこと(あってもアルミだったり…)、手元にエナメル線が大量にあったことから、細い線のパラになったわけです。
リッツ線も絶縁された細い縒り線の束が正体らしいので、構造的には似ています。
これで表皮効果がどれだけ軽減されたのか、定量的には解りませんが、864KHz,1530KHzの栃木放送や1197,1458KHzの茨城放送がよりクリアに入るようになり、灯台放送も今までノイズに埋もれていた局も聞こえるようになったみたいです。時間や窓際かベッドサイドかにも依りますが、今朝方4時台の「はちじょうじま」は最大でS4ほどで強力に入りました(ちなみに栃木放送・1062KHzはS5、山梨放送はS3程度)。今までキャリアしか聞こえなかった北海道などの局も入ります(Sメーターは専用品ではないので0-10の目リニア盛りです)。
バリコンやバーアンテナを吟味することで、結構実用的なラジオになるようですね。もっともLA1265という三洋のICが優れているという事が一番ですが。
それにしても全長6m以上の線に縒りを加えるのはかなりの重労働でした。はじめからピンと張っていれば電動ドリルだけでいけたのですが、拙宅では無理だったので手でねじる作業が半分以上あったのです。