炭酸ガスによる地球温暖化に絡んでいくつか
稲穂:気温40度で半数実らず--農業環境技研調査
一言で言えば気温40℃を越える日が頻発するようなら、在来種の水稲では米が取れなくなるという事。既にこの影響は出ているというニュース。
「夏は暑く、冬は寒い方が良い」
これは四季の変化を敏感に感じ取る日本の文化としても、経済効果としても言える事ですが、過ぎたるはなお及ばざるごとし。暑すぎても電力消費が増えるし(≒炭酸ガスが多く出る)、食糧も取れなくなる。レジャー消費もかえって減るかもしれません。暑すぎるとアイスクリームが売れなくなり、かき氷に移行しちゃうし。
寒すぎると暖房で炭酸ガス排出量が増えるでしょうし、雪が多くなれば除雪などで炭酸ガスが多く排出されます。
やはり適度な環境が必要という事ですね。
ホンダ、タイで二輪車全てに電子制御燃料噴射装置
国内の二輪がFI装備に移行する中、タイでも本格的にFIが導入されるとの事。
炭酸ガス排出量で見ると、FI化による燃費改善が大きいですね。状況に応じた適切な燃料供給と、エンジンブレーキ時の燃料カットなど、能動的な燃料供給が行えます。FI化による生産時の炭酸ガス排出量増加よりも、運用時の炭酸ガス排出量低減効果の方が大きいという事だと思いますが、本当なんでしょうか?検証してないので判りません。そう信じてみましょう。
もしFI化で5万円のコストアップで、燃費が30→40Km/L上がったとしましょう。
5万円は150円/Lとして333L分です。車体価格が20万円から25万円になったとすると25%UP、燃費が30Km/Lから40Km/Lになったとして33.%UP。炭酸ガスは三割減ります。
では5万円分を回収するにはどれくらい走れば良いのでしょう?
D(Km)/30(Km/L)x150(円)-D(Km)/30(Km/L)x150(円)>50,000(円)
150D(1/30-1/40)>50,000
150D>50,000x120
D>50,000x120/150
D>40,000Km
40,000Km以上走れば元が取れます。
ま、実際には10Km/Lも燃費が上がるかどうか判りません。5Km/Lになれば元を取るのに80,000Km、2.5Km/Lなら160,000Kmかかります。APE50などの様にオドメーターが9,999Kmしかない場合、この試算では最低メーター四周しないといけないわけです。
原付の場合、果たして金銭的に元が取れるのかどうか、怪しいところです。見方を変えると
「炭酸ガスを減らすためにはコストがかかり、元は取れないかもしれない」という事です。
3.5L、2t越えの車を1.5L級に替えて、普段の足に原付を買えば数年で元が取れる計算なんですが、原付をFI付きに替えた場合のコストについては、もう少し時間がたたないと何とも言えませんね。回収不能かもしれませんという事です。
最後に炭酸ガスとは関係ないのですが…
誰も言わないガソリン税騒動の真因
なぜ税率の本則を変えずに暫定税率の延長を繰り返すのか?それは
『企業や業界団体の寄付に対するインセンティブを高めるためだ』ということです。
税収が欲しいだけなら本則を変えればいいし、暫定税率をやめて本則に戻し環境税を新設すればいい話です。しかし
『「関係する団体からの寄付額」が手書きで書き込まれているではないですか。つまり、○○製品に関する優遇税制の項目には、その製品に関与する○○業界の団体からの寄付額が書き込まれているのです。その額が、優先度などを決める一つの評価指標になっている』
という実態があり、寄付金を集めるために暫定税率にしているわけです。
結局「道路特定財源(暫定税率)」とは環境税などでは全くなく、官僚がくすねるための税収であり、族議員の懐をふくらませるためであり、土建屋を設けさせるものな訳です。
福田首相が一般財源化をちらつかせる妥協案を示しましたが、暫定税率をやめるという話は出てきませんでした。その裏にはこういう話があったわけです。