GeForce GTX1060をフリマで3Kで拾ってきた。動作確認が取れていないということで、動作しない場合返金処置ということで連作先をもらった。
このビデオカードは6ピンの補助電源が必要なのだが、Dell PRECISION T5810の補助電源コネクタは特殊らしい。カード側のコネクタ(8ピン)を補助電源コネクタに刺すと素直に刺さる。
一応T5810用というケーブルをamazonでポチったのだが、このコネクタを使うと電源ランプが橙色点滅して起動しない。黄色と黒のコードなので12VとGNDだと仮定して電圧を測ると…なんと極性が逆。おいおい、どうなってるんだ?
一般のコードを逆刺しすると極性があっている。
ということで、この後入手した約立たずのコードを切り刻んで、改造手術をするはめになった。熱収縮チューブを買ってこないと。
一応一般用ケーブルの逆刺しwith電源側コネクタぶっちぎりの6ピン仕様でカードは動かすことが出来た(補助電源コードがつながってないと『起動してあげない』とメッセージがモニターに表示される)。
Windows10は問題なくドライバーを拾ってインストールするだけだが、FreeBSDの場合細かい作業が必要になる。
まずこちらのページを発見。やっぱ動かなかった人がいるんだな。
ページに書かれていることをまず書き加える。
/boot/loader/conf
kern.vty=vt
linux_load="YES"
nvidia-modeset_load="YES"
/etc/rc.conf
linux_enable="YES"
kld_list="nvidia-modeset"
dbus_enable="YES"
hald_enable="YES"
既に記述されている場合、重複させる必要はない。その上でnvidia-xconfigを実行してrebootしてみるのだが、スクリーンが見えないとエラーが出た。仕方がないので最後の手段、portsに頼る。
/usr/ports/x11/nvidia-driver/
make install clean
これで一度失敗する。
ver390と入れようとする470がぶつかるのでインストールできない。
ver390を削除してもう一度 makeすると新しいドライバが入った。
おそるおそる素のxinitrcでstartxすると…懐かしいtwmの画面が映った。一安心だ。
※ビデオカードを新しくする場合、rc.confのslim_enable="yes"に#をつけて一時無効にすることを忘れないように。
他のログインマネージャを使う場合も同じ。Xがちゃんと起動するまで余計なことはしない。
※hw.snd.default_unitがずれるので、修正が必要。
一応グラフィックエンジンもCUDA数もQUADRO K2200を上回るし、PCIe3対応なので速いことを期待した。
Windows10でOpenShot Video EditorのBlenderを使った動画タイトルは大して速くならなかったが、
Windows10で最新のOpenShot Video EditorのBlenderを使った動画タイトルは、DirectX使用など細かい設定で速くなった。
FreeBSD上でFreeBSD用のOpenShot Video EditorのBlenderを使った動画タイトルは結構速くなった。まずは納得である。
実際にそのパワーを感じるのは3Dゲームなんだろうけど、ゲーマーじゃないので、今後ベンチマークソフトでも使うことにするかな。
いやあ、3K円が無駄にならなくてよかった。ちゃんと動いて良かった。