rftgyふじこlp:今は反芻している…JP1NOM

のんべんだらりと生きてしまいましたよ。

今日のマイク

2016年01月21日 10時48分00秒 | 無線


PC用マイクロフォンのコネクタは上図のようピンアサインになっているものが多い。これを踏まえたうえでインターフェイスを作った。出力インピーダンスは600Ω程度のようだ。

今回作ったインターフェイスはトランシーバーのマイク用4ピンコネクタとマイク、PTTをつなぐものであり、PHONEとヘッドセットをつなぐもの。

上図の『Power』には10KΩの抵抗をつなぎ、9V電池を繋いだ。006P電池は新品の場合10Vほどの出力があるが、秋月でエレクトレットコンデンサーマイクの規格を見ると最大10Vとなっているものが多いようだ。したがって006P電池をつなぐ場合抵抗に直接電池をつなぐと規格ギリギリになってしまうので、シリコンダイオードを順方向につなぎ、およそ0.6V電圧を降下させた。

今回片耳につける小型のヘッドセットを用いたところあまり音声がうまく拾えないようなので、FET一つでマイクアンプを付け足した。


なお、トランシーバーのPHONE出力は大体モノラルなので、ステレオのPC用ヘッドセットを使う場合、スピーカー用コネクタの上図でいうところのAudioとPowerをショートしてモノラル化する。GNDはそのままGNDへ。

インピーダンスが半減することになるが実用上の問題は少ないだろう。

追記:

TS-520やTS-700など古い機種の場合、ヘッドフォン端子は6.3mmの標準コネクタなので、PC用ヘッドセットの3.5mmミニプラグとの変換が必要になる。



実際には上のように結線する。



マイク用4ピンコネクタの結線。TS-700の取説から。これはTRIOのスタンダードでTS-520も同様だ。

今日のマイク

2016年01月15日 10時43分00秒 | 無線


TS-520Vを手に入れたけど、手持ちの600Ωマイクじゃパワーが出ない!
そんなあなたにトランス導入のお薦めです。

TS-520のマイクはハイインピーダンス50KΩです。

「サンスイ」ブランドで600Ω:50KΩのトランスが出ていますので、それを入手するのがベストです。ただし真空管のMT9ピンコネクタが必要になります。型番はA-603

でもおそらく入手は難しいのではないでしょうか?

追記:A-603の価格は8,000円程度はするようです!ST-12はその1/10で手に入ります。

そんな時は1KΩ:100KΩのトランスで代用してみましょう。型番はST-12です。インピーダンス比はおよそ600Ω:60KΩになるでしょう。

これを50KΩ固定で使うのもいいですが、600Ωとしても使いたいときは、上図のようなスイッチボックスを設けます。
MIC用4ピンコネクタとMICの間につなぎます。

なお、MIC用4ピンコネクタは、わかりやすいところでは秋葉原の千石電商のオーディオパーツを取り扱っている店舗で手に入ります。ついでにヘッドフォン用の6.3mmモノラルプラグもここで入手しておけば、スイッチボックスをヘッドセットとのインターフェイスに使うことができるようになります。

PC用のMIC・ヘッドセットは電源が必要なので今回は見送りましたが、これも使うことができると思います。ただPC用のエレクトレットコンデンサマイクは出力インピーダンスが少し高くて2KΩくらいかもしれません。

その時はST-52(600Ω:2KΩ)を使ったほうがいいのかもしれません。

PC用マイクの利用は今後の課題です。