初春恒例の松林図

2016-01-07 11:54:08 | 写真
今年は、北斎の富嶽三十六景、凱風快晴が展示されています。
昨年は安倍竜太郎著「等伯」を読み、違った面の等伯を知りました。

この絵の凄いところは、動きだと思います。
京都智積院で見た、松の絵。
絢爛の極みでありますが、同じ「松」でも金箔障壁画ではなく、墨絵風の「松林図」にはまた違った趣があります。








これは黒田清輝の「智感情」ですが、同じく動きを感じます。


宿場町妻籠

2016-01-07 08:28:18 | 写真
宿場町の雰囲気を今に伝える信州妻籠。
島崎藤村の母方の家が本陣であると、説明されていました。

島崎藤村の先祖は、横須賀津久井の三浦氏の一族であったと思います。
なんとなく関係があるのかなと思います。
私の出生地は横須賀市坂本です。

藤村の「初恋」が若い頃一番印象に残っています。

まだあげ初めし前髪の
林檎のもとに見えしとき
前にさしたる花櫛の
花ある君と思ひけり

やさしく白き手をのべて
林檎をわれにあたへしは
薄紅の秋の実に
人こひ初めしはじめなり

此処までは暗証できますがこの後は忘れました。

そんな印象を頭に撮ってみました。









モデルの姿が今一なのはお許しを!

赤い傘の色が統一で来ていないのが残念ではありますが、自然の明暗によって色が変化してしまうことは、いたしかたないかなと思います。
昔は露出計を使ったのですが、今は色温度計を使わないと正確な色は撮れないようです。

傘の色は最後の写真が一番近い色です。