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■虚心坦懐のお付き合い

2015-03-11 | ●日本の旅(観光)

■■■■■■■■■日本って、いいなぁ■■■■■■■■■

■「日本を潤す訪日客1300万
●日本を訪れるタイをはじめ外国人が、昨年ついに1300万人を超えた。

今年は、2000万人を目指すという。


ビザ緩和と円安と免税が追い風、訪日客29,1%増の1341万人
訪日客の消費額は、なんと初の2兆円を突破、

都心百貨店の売上は、3年連続プラスを記録、

●大量に買い物をする爆買という外国人客が、国内消費を大きく下支える
が定着
してきた。
大手百貨店は、訪日客向けの免税品が好調で、平均1割売り上げを伸ばし
ている。 
そして首都圏や関西はもとより、観光地のホテルや貸し切りバスは、
外国客で大幅に収益が改善している。
関西国際空港の利用客も、昨年夏から外国人が 初めて日本人を抜いた。
国際便の増便も続く。
 

(昨年11月タイから日本を訪れたCIFとロングステイガイドマガジンの皆さん)
 
世界旅行者の総合的な満足度ランキング
東京が世界第1位
(順位) (都市名)  
1位   東京         
2位   ニューヨーク
3位   バルセロナ
4位   イスタンブール
5位   プラハ
6位   ウイーン
7位   ベルリン
8位   ローマ 
9位   パリ
10位   ドウブロブニク(クロアチア) 
出所/旅行サイト、トリップアドバイザー「都市に関する国際ランキング調査」
 

(一世を風靡した京阪電車の舞子さんポスター)

●「来日外国人の訪問率
(順位) (都市名) (訪問率)
1位    東京   52,7%
2位    大阪   24,5
3位    京都   17,3
(出所、日本政府観光局、訪日外国人調査)
 
●本来、東京首都圏をはじめ、関西圏のポテンシャルの高さは、業界的には
周知されていたが、一般人の往来が増えたことで、世界的な価が定着して
きた。

       (日本の動脈を結ぶ新型新幹線の雄姿)  提供JR東海
■「日本の首都東京と大阪の実像
●「日本国内の人口
(順位) (府県名)  (人口)千人 (人口増減率)(平均年収)
1位    首都東京  13,239   4,7%   582万円
2位    神奈川     9,067   2,9     532
3位    大  阪     8,856   0,5     483  
(出所/総務省平成22年国勢調査) 
 
 
日本の都府県別総生産と世界各国のGDPとの比較
(順位)  (府県名) (県内総生産) (府県と同じ経済規模の国)
第1位  東京都   91,1兆円   韓国(GDP 89,1兆円)
第2位  大阪府   36,4兆円  イラン
第3位  愛知県   31,6兆円  南アフリカ
第4位  神奈川県  29,8兆円   タイ 
第5位  埼玉県   20,1兆円  香港
 
「戦後70年の課題」
●今年は第2次世界大戦が終わってから70年、何かにつけ節目の年である。
お蔭で、近隣諸国からの訪日客が増え、実質的な国際交流の成果は上がり
つつある。
しかし一方で、中国や韓国の隣国とは「歴史認識」の違いで、未だ首脳同志
の会合が持てない、いびつな状況が続いている。
 
●しかもその隣国の間では、竹島や尖閣など深刻な領海問題があり、 国内
では、平和憲法改正を前提にした、集団的自衛権の国会審議が始まった。
当然、自衛力増大と武力行使の危惧から、近隣諸国からは、日本は、未だ
戦後の総括と歴史認識が出来ていないという批判が相次ぐ。
 
それに対し安倍首相は、あの痛ましい戦争の当事国が 再び戦争をする事な
どありえない、あくまで軍備は国防であり、武力は、抑止力のためににすぎない
と主張するが、隣国の理解は得られないし、隔絶は解けない。
 
  
(外国の知識人が訪れる倉敷 大原美術館)
 
問われるシニアの歴史認識
●日本では、戦争体験世代が年ごとに少なくなり、戦争を知らない戦後世代
が、それにとって代わる事になるが、今後、隣国とどう向きあっていくのか、難し
い局面を迎える。

●ブロガーの私の周辺を見ても、この「時代認識」についてシニアの様々な意見
が交錯する。 中には「中国は無理難題ばかりいう。いざ仕掛けられたら応戦す
べき」と恐ろしく勇ましい意見を言う人も多い。
憲法改正しかり、原発について
も 非を正して再開すべしという。まさに生粋のナショナリズム派のシニアである。
 
●所が一方、何かにつけて政権や権力を批判する立場にあり、自虐史観の持
ち主が多い、そして平和憲法維持、原発は絶対反対を叫ぶ。

よくよく観察すると 総じて前者は「産経読者派」 後者は「朝日読者派」が多い。
Webが普及したとはいえ、団塊以上のシニア世代の人たちは、購読新聞からし
か日々の情報がは入ってこないという現実、その新聞情報に洗脳されて価値観
まで変わってしまう事実がよくわかる。


●昨年は国益を揺るがす朝日新聞のばかげた誤報問題があったが、日本で
はまだまだ新聞報道の占める役割は大きいし、報道の自由との問題もある。
 
●日本と同じ敗戦体験を持つ、かっての同盟国ドイツのメルケル首相は、去る
9日来日し、首脳
会談のあと10日帰国した。
メルケルさんは、戦後のドイツが被災国隣国と和解し友好回復した事について、
次のように話した。「ドイツは敗戦国として戦後70年、いろいろ曲折はあったが、
戦争責任を直視して
「過去への謝罪」で、時間を掛け和解を進めた結果現在
の地位を回復して現在がある」
 
■「戦後70年の国民的課題
●これに引き替え日本はどうか、戦後70年たったいま、残念ながら隣国とうまく
いっていない。 日本の戦争に対する隣国に対する「歴史認識」は、
沈黙状況
が続く。
村山談話、小泉談話と、節目節目で、真摯に過去への謝罪を述べてきたが、
慰安婦問題のように、隣国内の政争の具に利用されて、和解に至っていない。
 
●戦争被害当事国にとっては、戦争被害は、いつまでも忘れることができない
事実だけに、体験世代に関係なく
、まずは日本人として懺悔したり反省して、改
めて出直す勇気を持つことが、逆に国際環境
改善に大いに役立つ契機になる
と思う。しかし一方隣国にも、和解を通じて今後の新しい展望のために踏み出す
覇気を促したい。
 
●いま多くの外国人が日本を訪れ、改めて日本の素晴らしさと、日本人の謙虚
さを知ることによって、ほとんどの人が、また、ぜひ日本に来たいという。


●折しも戦後70年、こんな時こそ隣国との歴史認識の誤解を解き、和解と友好
をすすめる絶好の機会になる。
国際交流を含め国際的なお付き合いは「是々非々」「虚心坦懐」 が原点である。
そこからこそ、外国から信頼され「日本っていいなぁ」といはれる、日本本来の目指
す姿が生まれてくるように思う。                  (Yama)
 

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