暮らしの差し色

慢性腎臓病の夫と二人、静かな生活です

年上の人へのことばづかい

2016-03-26 21:44:31 | 言葉
私は極端な所がある。

家族や親せきでもなく、親しくもない年下の人からのことばづかいに妙にひっかかるのだ。


軽く流せばいいようなときでも、年齢にこだわるところがある。


職場の立場の上の人の年齢が自分より下だという場合はいくらでもあるが、年齢が上の人にきく言葉遣いと思えない言い方をされるのが気になる。


まして、初対面に近いくらいの年下の女性から、上から目線で話されるとどうも嫌な感じを受けてしまうのだ。

そういう感じは、自分が若いころからそうなのだ。


おそらく自分の中で、年齢はほかの何より優先するような価値観を小さいころから持っていたのではないかと思う。


親しい友人で年齢が違うことはよくあるが、その場合は、私も友人に親しい口のききかたをする。

敬語を使わない。

だが、それはもちろん親しくなって、そのように話す間柄になってからで、逆に友人が私より年下でも、親しくなった場合は、友人から親しいことばづかいで話されることもあり、それは何とも思わないのだ。

先ほどから、親しい話し方、と言っているのは、いまは「タメ口」というのだろうが、母などは、「タメ口ってなあに?」と昔聞いていたから、その言い方はあえてしないで書いている。


きょう、この話題を書いたのは、マンションの理事会で、明らかに私より若い女性の理事がいて、その女性は2か月に1回の理事会で珍しく出席してきた人なのだが、理事会の最中に、上から目線で、下の人に言う話し方をされて、気分が悪くなったのを、夜遅いこの時間にも気持ちの中でくすぶっていたせいだ。


                  



ずいぶん前に、元バレーボール選手の川合君が独身のころ、だめなのが、「親しくない女性からタメ口で話されること」というのだ。

人によるのだろうが、やはり、こういう話され方が苦手な人はいるようだ。


特に、還暦になって、若いころからのそういう感じ方は、強くなった。

人が集まっても、自分が年長者になる状況が多くなったこともある。


とはいっても、自分自身は、若いころから、高齢者は苦手なのだ。

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その言い回しやめて

2013-06-13 19:14:03 | 言葉
テレビの天気予報で、気象予報士が、

「ムシッとするかもしれません」

「ジメッとするでしょう」

と、普通に話す言葉が気になる。

「蒸し蒸しする」

「ジメジメする」

だろう。

あたかも、

「ハンパない」

と言っているのと同じだ。

そんな言葉、造語だろう、と思ってしまうのだ。

ラ抜き言葉も嫌いだ。

とはいえ、言葉は生き物で、世の中で使っているうちに意味が変遷していくのは
あたりまえだ。

今、万葉のことばで話す日本人がどこにいる。

カタカナ言葉も気になる、と前にブログで書いたが、公的な放送のなかで、まだ
定着していない言葉を平気で使うのはどうかと思う。


昔のドラマの中で、いまどきに使われるようになった言い方を、俳優が言っているのは
許せない。

その言い回しは、平成になってからの若者言葉じゃないか、と妙にひっかかる。

たとえば、

「それって・・・・・」

だ。

前に放送していた朝の連ドラで、舞台は終戦直後なのに、使っていた。


今、気になる言い方は、若者が、

「○○○だったり、△△△だったり」

と頻繁に使う言い回しだ。

サッカー選手がインタビューでもよく使う。


それから、

「~~~なのかなあ、と思います」

という言い方を、いい大人が使う。

真面目に使う。

公式の場でも使う。

なんで、普段着の口語を、ここで使うんだ???

普段の言い方が、どんどん正式の場での言葉に侵食してきているみたいだ。


ま、私が歳を取ったということだな、気になるのは。




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