写真はネットからの借りものです
韓国ソウルの梨泰院の群衆雪崩の事故で、150人超の方たちが亡くなった。
群衆雪崩は、日本での事故で、明石花火大会の歩道橋事故をすぐに思い出した。
調べると、2001年7月のことだった。
21年も前のことだった。
幼い子が、多数の人に踏みつけられ、背中に大人の靴の足跡が残されていた悲惨な事故だった。
歳を取ったせいだろうが、21年も前のことが、数年前かと勘違いするほど、近い過去に思い出され、強烈な印象だったのだと驚く。
人がこのように集中してしまうのは、国を問わず、みな、同じ目的に共感して楽しい気分を味わいたいという人間の心理によるものなのではないかと思う。
このたびの梨泰院では、事故後2日経って、群衆の中で、「押せ、押せ」という声がしていたという証言が報道されるようになってきた。
悪意のある人の、故意に人を押すことがなかったら、もう少し犠牲者が少なくて済んだのではないか。
悲しい事故を忘れない。