夫が後発白内障を発症した。
2018年10月に、夫は白内障の手術を受けた。
そのとき手術にあたり、術後の説明があった。
早い人で1か月、人により数年後のこともあり、後発白内障を起こして濁ってくる、ということだった。
2年弱で、見にくくなって、後発白内障のレーザー治療を勧められた。
白内障の手術をした総合病院ではなく、手術歴の豊富な開業医の眼科で、手術ができるので、そこで受けた。
2か月ほど前に、受付で一度予約したものの、予約時の説明書でレーザー治療のリスクが書かれたものを読み、夫は、リスクの説明を先生にしてもらってからにしたい、と、帰宅後に治療の予約をキャンセルしていた。
目薬の少なくなった8月に診察時、先生にリスクの質問をしてきた。
先生は、
「600例ほど、後発白内障のレーザー治療をしているが、失敗したことはない。〇〇さんが、失敗の1例目になるかもしれませんが」
と言われたという。
リスクは言わないといけないことになっているので、書いておいている。
とのことだった。
夫は、レーザー治療を受けることにした。
予約日になり、付き添いなくていい、と午前10:30の予約時間に合うよう一人で出かけた。
家で待っていて、1分で終わる治療のはずが帰るのが遅い。
そのうち帰ってきた。
レーザーは3分程度で終わったが、その前の散瞳が時間がかかり、なかなか開かなかった、と夫が話した。
レーザーのすぐあと、相変わらずよく見えてない、と夫が感じて、先生に
「よく見えないんですが」
と怒って言うと、
「当たり前です。散瞳したから、まだ見えませんよ」
と怒られた、と話してくれた。
夕方になり、いつもの腎臓食の計算で、食品成分表の文字が、前は見にくかったのが、よく見えるようになった、と喜んでいた。
眼というと、手術は心配が大きいが、成功すると、改善が大きく、喜びも大きい。
領収証に診療明細書がついていて、「手術」の文字が入っている。
民間の医療保険では、外来手術の場合、医療明細書に「手術」の文字があれば、確か、手術給付金が出るはず、と夫に保険会社に電話をさせた。
手術給付金が出るので、請求書を郵送する、という。
ヤッター!! 
こういうときは、しっかり調べて、受給しましょう。
ドラマを観ていて、笛を吹きたいな、と思いついた。
ドラマの中で郷土舞踊の笛を吹く様子を見て、吹きたくなったのだ。
笛といっても、小学校から授業で使っていたのは、縦笛で、もうひとつ、世田谷区の私がいた小学校では、児童用の横笛があり、両方を習っていた。
横笛は、フルートを吹くようにして音を出すもので、樹脂製の児童用のものではあるが、音の出し方は難しかった。
穴に向かって、口角を両端の方に引っ張った口つきをして、息を吹き出すと音が出る。
理屈はわかるが、うまく音が出なくて、音楽の授業が苦痛だった。
中学に進学すると、その横笛は在籍した小学校が独自に習得させようとしていたもので、他の小学校から来た生徒たちは縦笛だけだった。
助かった! と思った。
中学の音楽の先生は、男性の先生で、毎回宿題に作曲してくることになっていて、うちにはこれしか楽器がないし、オルガンやピアノを子どものころに習っていたわけでもないので、譜面の読み方に苦労した。
作曲もうまくはできなかった。
そのうち、中学2年になるとき、私は東京から横浜に転校したので、新しい中学では、その作曲の宿題もなく、良かった。
神奈川県は、当時アチーブメントテストと言って、1年、2年も学年末にすべての教科の県の一斉テストがあり、それが、公立高校への入試に判断材料の比率が高く、1年も2年もまんべんなく授業を習得しておく必要があった。
それで、音楽も美術も、体育も、先生方が熱心で、生徒たちはまじめに学習していた。
音楽では、縦笛、すなわちリコーダーは、みな小学校のとはちがう少し複雑な構造をしたリコーダーを使っていたので、お揃いになるように、母に買ってもらった。
新しい学校の音楽の女性の先生は、リコーダーにも力をいれて指導した。
3年の後半では、クラシックの曲の一部が試験の課題に出た。
そのクラシックの旋律は、下のドまでしかないリコーダーでは出せない、さらに下のシがあった。
それは、そのリコーダーでは音を出せないので、その音は無音でよい、という指示だった。
一生懸命練習して、試験の演奏はうまくいった。 リコーダーには、ちょっと自信がついた。
高校の音楽選択では、笛は授業でやらなかった。
合唱や、名曲の鑑賞が主な授業だった。
さて、リコーダーが欲しい、と思った私は、ネットで調べてみると、中学までで使っていたリコーダーは、ソプラノリコーダーだとわかった。
最近は、中学校で、授業に使うのは、アルトリコーダーで、音域も広い。
ソプラノリコーダーは両手の指で音を全部ふさぐとドが出るが、アルトリコーダーは、左手の指4本をふさぐとドになる。
入門本もついたセットで、アルトリコーダーを買った。
マンションでは、どこかの部屋でピアノの音がする、と問題になった。
時間帯が住人の気に障ったのか、掲示物に、ピアノの音を出すのは注意してほしい旨、書かれていた。
だが、アルトリコーダーは、テレビの音程度なので、購入してから、夫とは別の部屋で練習していても、夫はいまだにリコーダーを購入したことさえまだ気づかずにいる。
ちょっと長めのいい曲が譜面を見ずに吹けるようになったら、ご披露しようかと思っている。
今年のF社の株主優待品で、ナイトテーブルをもらった。
2年前にもらったサイドテーブルは、リビングのテレビ鑑賞用に取られてしまったので(あげたのだが)、今年の株主優待品で、ベッドサイドにもっといいものが出たため、さっそく申し込んで便利に使っている。
寝る前に揃えて置ける場所があるのは、とても便利だ。
リビングにあげる前は、サイドテーブルをベッドサイドに使っていて、便利だったが、あげてから、細かなものを手近なあちこちの棚の上にバラバラに置いていて、不便さには閉口していた。
株式は早く売ってしまいたいのだが、買った頃の株価にはどうにも戻らない。
好景気になったりする日は来るのだろうか。
長く株式を保有している株主へは優待品が3ランクの内の最上に値して、いいものがもらえるようになったので、株が売れないうちはまだ何十年か、これで我慢して持っていることにしている。