暮らしの差し色

慢性腎臓病の夫と二人、静かな生活です

年月

2024-12-04 20:50:45 | テレビ

2023年1月にも、同じことを書いた。

TVで観る人の老け方 - 暮らしの差し色 

私は55歳でパートを辞めてから、夫も無職となり、年金暮らしをしている。

今は、私は68歳、あとひと月で69歳となる。

テレビや配信を観る日々だ。

 

去年も今年も、多くの芸能人、著名人のかたが旅立たれた。

この10数年で、テレビに映る方々の年齢の重ね方が甚だしい。

私は、もしかしたら、10年くらいどこかで冬眠でもしていたんじゃないだろうか、とテレビを観て驚くばかりだ。

ちょっと前に、素晴らしい演技を見せてくれていた名優の方が、亡くなったり、出演するトーク番組やドラマで、すっかり年齢を重ねられていて、そんなにお年を召した?と何年も観ていなかったようだ。

子どものころ、制服を着た中学生の方たちが大人に見えた。

中学の頃は、高校野球の選手がお兄さんに見えていたのが、自分が年を重ね、だんだん同い年くらいから、年下になって、若い若い少年たちに見えてくる。

そのうち、プロ野球選手はずっと年上と思って見ていたのが、自分と同じか、次は年下になってくる。

アイドル歌手が幼い女の子に見え、顔の区別がつかなくなる。

ドラマの主役を演じる若い俳優さんたちがどんどん年下の方々になる。

前には主役を務めた俳優さんや、脇を固める大人の俳優さんは、高齢者になり、トーク番組では孫がいる、と話している。

 

こんなに年月は速く過ぎるのだと、誰も教えてくれなかった。

高校の3年間、大学の4年間、20代、30代の働いていた若い時期、出来事がたっぷりあって、時間もたくさん未来にあると思ったのは、気のせいだろうか。

今は、終活のいろいろを考え、少しずつ進めている。

マンションはいつか売却して、高齢者施設に入ることを検討している。

クリニック通いは、医療機関の数が増えてくる。

若い人は、年金を受給するのはずっと先だと錯覚しているだろう。

すぐに年を取る。

人生は短いのに、どうして生まれてきて、年齢なりの出来事に遭遇し、死んで行くのか、なんのために生きるのか、短い人生で、苦しい受験勉強をしたり、嫌なことに遭いながら、働いていくのか。

短いからこそ、何かに挑戦してみたり、それぞれの職業に就いて暮らしていくのか。

それにしても、一生が短いではないか。

社債を購入すると、満期償還の時に、生きているだろうか、と考える。

若い読者の方は、「短い」と言っても、まったくピンと来ないだろう。

 

本当に、冬眠していたんじゃないのね?

 


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