夫が慢性腎臓病で食事制限を厳しく守っていることは書いてきた。
夫が1日の食事のプランを立て、レシピを材料の重量に展開して成分の計算も済むと、夫が読み上げ、私がExcelに入力し、「1日の食事記録表」を完成させる。
それに基づいて、計量して調理し、使用した食材の実際の数値を食後に書き換え、計算しなおして、Excelを訂正入力する。
これで、ようやく1日分が記録に残る。
Excelの1ファイルは、1日ごとのSheetで、1か月溜まると、1つの月間ファイルとして、独立したファイルに完成される。
新しく1日のプランを立てるときには、その過去のデータの蓄積から、ある1日のSheetの必要部分をコピーして、変化をつけて新たな「1日の食事記録表」が出来上がる。
「1日の食事記録表」は、30日で30Sheetになるまで日々書き換わっていく。
毎日の欠かせない作業なのだ。
前置きが長くなったが、今朝、その入力作業をしていた。
すると、Excelが「応答なし」で、フリーズした。
しばらくその画面で、入力もできないので、閉じるボタンで終了した。
デスクトップのショートカットのアイコンをクリックすると、ファイルがない、という反応になった。
元のフォルダを開いて、そちらから開こうとしても、ファイルがない。
ええええええっ??
再起動を掛けた。
やはり、ファイルがなくなっていた。
ネットで対策を見るにしても、電話でサポートに聞くにしても、まだ9時前だし、そろそろ もう、午前の買い物の時間なので、それはあとでやるように言われ、支度をして、買い物に行った。
昼食を摂り、ようやくパソコンができる時間になったので、ファイルをPCの中から検索しても、出てこない。ファイルが消えたらしい。
ネットで探してみるが、ピタリとこない。
Lenovoのサポートの問い合わせのチャットに質問して、オペレーターが対応するチャットで、聞いてみた。
結局、ExcelはOfficeのことなので、マイクロソフトに聞いてほしいという回答だった。
問い合わせの電話番号とURLを教えてくれた。
チャットの画面をコピーしてWindowsのメモ帳に貼り付けて、デスクトップに保存した。
URLを入れて、探してみたが、ファイルを復元する方法は見当たらない。
こうなったら聞くしかない、と マイクロソフトの電話サポートにかけた。
有料のサポートを受けるか、受けないなら電話を切る、という選択になった。
1回目は、有料は高いだろうから、やめよう、と そのURLで、検索したり、してはみたが、これというのもなく
やっぱり有料でもファイルを復元してもらおうか、ともう一度電話をかけて、有料の方へ進んだ。
マイクロソフトの電話では、サポートの1年契約にするなら、10,405円で、何度でも聞くことができるという。
1回限りのサポートなら、3,000円だという。
クレジット払いだそうだ。
3,000円払うなら、打ち直しすればいいか、と、やはり有料サポートは受けないことにした。
オペレーターの方は、そうならば、投稿サイトで、マイクロソフトの人ではないが、詳しい人が回答してくれるというマイクロソフトコミュニティのURLと
ヘルプとトレーニングのURLを教えてくれた。
検索してみたが、もう時間ばかり食いそうで、先月10月20日に、USBにバックアップを取ったところまでのデータならあるので、それを最大限生かせる方法で、失った分は、手入力で復元するしかないな、と古典的な方法を決めた。
結局、疲れていたが、きのう、今日のファイルは取り合えず作り、11月分の11月19日までのデータは追々必要あれば、入力することにした。
紙媒体では、残してある。
パソコンにもExcelファイルは10月分までは1か月単位で、2015年からすべて残っている。
ということで、あーーー、疲れた。
きのうはきのうで、GoToイートかながわの食事券を買うためにローソンに並んで、回線混雑で、あきらめた日を過ごして、くたびれ儲けの日だったので、連日トラブルで疲れた。
ふぅ~~~
きのうは、慢性腎臓病(CKD)の講演と相談会があって、夫と桜木町に行ってきた。
神奈川県腎友会の案内で見つけて、夫が行きたいと言って、質問項目を準備して、医師と管理栄養士の方にご相談してきた。
実りの多い時間を過ごした。
その帰りで、外食というのは、食事療法をしている身で、不自然かと思われるだろうが、それは、1日の献立表で、成分の範囲内に収めて、外食をするので、問題はない。
そのようなご褒美もないと、食事制限は過酷で長く続けることはできない。
で、夫は、中華を食べたいのだが、高級なお料理を出すような、すばらしいインテリアの中華料理店が好みではなく、食べたいのは、レバニラ炒め定食なのだ。
若いころから知っている、桜木町駅のぴおシティの地下にある庶民的な中華料理屋(横浜飯店)を、講演の会場に行く前に念のため下見をしておいて、講演、相談会のあとに、行ってきた。
レバニラ炒め
夫はランチの、レバニラ炒め定食にした。
それと、生ビール(中)だ。
私は、メニューを見てじっくりと選ばせてもらった。
中華料理に行くのは最近あまりないのだ。
決めた! 鶏とカシューナッツ炒めにした!
鶏とカシューナッツ炒め
これに、焼き餃子を1枚とって、二人で分けた。
鶏とカシューナッツ炒めというと、中華の宴会でもないと、口にすることがない。
退職してから、職場の宴会に出る機会はないし、高校の仲間で集まるときは、居酒屋が多く、中華料理を食べようという提案をする人はいないので、やはり、中華の円卓に乗るようなお料理を食べるチャンスがない。
一人で中華に入ることも少ないが、行ったとしても、麺と餃子、などというフツーのお昼でも食べてくることが多い。
この日は、好きなものを選ばせてもらったので、定食の一つではないから、店員さんに「ライスは付きませんが」と言われ、「別にライスつけてください」と言うと、しばらく待って、最後に出てきた私のお料理には、ライスのほかに、夫の定食のように、スープと冷奴もつけてくれた。
久しぶりに食べたカシューナッツ炒めが、美味しかった。
家に帰ってからも、「美味しかったな~」と何度もつぶやいた。
この日の外食は、夫のおごりなのだ。
1月の誕生日祝いがまだ続いているからだ。
また、どこかに行ったら、普段食べることがないお料理を、奮発して食べることにしよう。
いつなんどき、食事制限がかかって、好きに食べられない日が来るとも限らない。
これは、実感で言うのだが、旅行もそうだ。
夫の食事療法のために、旅行はまずできなくなったからだ。
皆さんに、是非行っておきたいが、食事の制限が掛からないうちに、旅行にはいまのうちに行っておいたほうが良い。
後悔しますよ、行かないでいると。
夫は慢性腎臓病であると、書いてきたが、腎臓に負担をかけないように、毎日の生活にはいろいろと気を遣う。
やたらに市販薬や健康食品などを口にすることができない。
だから、お腹を壊しても、風邪をひいても、市販薬は飲めないから、病気に掛からないように気を付けるしかないのだ。
家族も風邪をもらってきては、移してしまうのでそこは気を付けている。
循環器科の薬の影響だったか、夫は便秘がちになってしまったことがあったが、便秘解消の薬も、腎臓に負担が掛からない薬を選んでもらってなんとか服用した。
心臓も冠動脈が狭くなっていることや、肥大していることなどから、造影剤での検査を勧められていたのだが、造影剤は腎臓に負担を掛ける。
下手をすれば、それがきっかけで人工透析に移行してしまうリスクもある。
お医者さんは、腎臓が壊れてもそれは透析で生きていくことができるが、心臓が悪くなっては生きていけないので、腎臓病の悪化の可能性があっても、心臓の検査をとる、という考え方をしている。
しかし、夫は、心臓で突然、死んでしまうことがあったとしても、腎臓の悪化で透析になって、今以上の大変な生活を送らなければならなくなるより、そちらのほうが、ましだ、と言っている。
というわけで、ただでさえ、食生活に苦心しているというのに、ほかの病気が追加、追加でくるのはかなわない。
眼科で緑内障、白内障の点眼薬も出ていて、日に何度も点眼しており、視力が落ちてきているのは白内障のせいもあるため、近いうちに白内障の手術を受ける可能性もある。
前にも書いたが、夫は、「もう早く死にたい」 と 日に一度はつぶやく。
食事療法で、厳密な食品の計量が必要になり、ネットでデジタルの精密なキッチンスケールを2015年1月に1799円で買った。
0.001gまで量れる。
おかず入れなどに使われるアルミカップを100円ショップで購入して、風袋としては、0.11g前後なので、TAREのボタンを押して、風袋0gにして、塩であれば、0.2gなども量っている。
塩、だしの素、でんぷん薄力粉・・・ 1g以下のものは、これでなければ量れない。
使用していると、デジタルの数値がふらふらと揺れて安定しなくなってきたので、ボタン電池残量を測ると残り少なくなっていた。
交換したら、安定した。
食材のすべてを計量して料理するようになったとき、その重荷でストレスが溜まった。
最近は夫が1日3食のうち、重い食事を1食だけに集中する配分で1日の献立表を作成するので、二人が同じものを食べる時でも、2人分を計量して調理し、出来上がりを重量で半分こして食べる。
そうすると、だいたい普通食の味の料理を食べられるので、ストレスがだんだん少なくなってきた。
りんごや柿を食べるのも、剥いて量って出す、というようにすべてを量るのだが、もう2年半以上こうしていると、それが当たり前になって、患者である夫本人も、少しは辛くなくなっていると思う。
人間、慣れるものだ。
昨日に続いて、美味しい鶏南蛮うどんをご紹介したい。
うどんは、普通の乾麺で一般の方が食べても十分美味しい。
出典 「失敗しないための低たんぱく食レシピ」
材料と成分
作り方
① でんぷん細うどん(普通の乾麺でも可)をゆでてザルにあけ、流水でよく洗って水気を切る。
② 干ししいたけは湯で戻し薄切りにする。鶏肉は薄く削ぎ切りにし、塩・こしょうで下味をつける。長ねぎは5cmの長さに切る。
③ 小鍋で酒・みりんを一煮立ちさせ、だし汁としいたけを加え沸騰してきたら、白しょうゆ(普通の醤油で可)で調味する。
④ フライパンにサラダ油をひき、鶏肉と長ねぎを並べ焼くように炒める。
⑤ 麺に熱湯をかけて温め、湯を切ってどんぶりに盛り、鶏肉と長ねぎをのせ、熱いつゆをかける。お好みで七味唐辛子をかける。
だし汁は、塩分無添加の市販のだしの素がかつお、いりこ、昆布、しいたけなど購入できるので、それを利用している。
水で洗った麺は、よく水分を取ったら、小鍋に用意しただし汁の中に入れて、過熱してうどんが温まれば、それでかまわないので、⑤の「熱湯をかけ・・・」などの方法とは違ってもおいしくできる。
その場合、少し固めに麺をゆでればよい。