1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に。2389話目】 奇跡は起こるものじゃない。奇跡は自らで起こすもの。努力が全て実るはない。が、努力しなければ、決して実る事はない。

2022-05-17 18:24:37 | 法話
家内の両親と同居して15年。5年前、義父が高血圧性脳内出血で意識不明の重体に。明日、目を覚さねば延命治療を開始、と宣告された時、義母が「パパ(拙僧)、お父さん、助かるよね」と涙声で。「大丈夫だよ。必ず目を覚ますよ」とは答えたが、内心は『無理だろうな』と。が、翌日、何と意識が。これには驚いた。


【追伸】
義父が倒れた同じ時期、同じ病気で4人が倒れ、助かったは義父だけ。助かりはしたが、元の様に1人で出歩く事は出来ないだろうな、と。ところが現在、遠出は無理だが、病院、図書館、買い物などは、義母が連れ添わなくても1人で。リハビリを嫌がらずに、頑張ったですもんね。檀家の中には退職後、足の手術が上手い具合にいかず、車椅子状態になった男性がいた。ところがこの男性、家はお寺の近くだが、家から這って山門まで、そこから130ある石段を這い上がって本堂まで。家からの所要時間3時間、これを毎日、半年以上も。そして、遂に。晩年は個人的に公園の空き缶やゴミを拾って回る奉仕を毎日。他にも奇跡的な事例は幾つか。が、奇跡は起こるものではない。奇跡は自らが努力して起こすものにて。無論、全てがそう上手くいくものではないが。努力が全て実るはない。が、努力しなければ、決して実る事はない。
(投稿写真は、本堂から眺めた駐車場と130石段)







【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 檀家爺様が「住職は、習近平さんをどう思うや。言いたか放題、やりたか放題だが」と。「十数億人にご飯を食べさせなきゃならんもんね」と。

2022-05-17 10:20:10 | 法話
檀家が「上海の映像見たか、住職。人に直接消毒薬を浴びせ掛けたり、役人が食物大量買占めで暴動が起こったり。住職が度々法話で『人間は、人が見てない時、腹をかいた時、追い詰められた時、の行動でその人の本性が見えてくる』と。隣から引越す訳にも。この国との付き合い方を真剣に考える必要が、政治家は」と。

【追伸】
この檀家爺様に拙僧「わが国と、他の国だが『どっちが常識か、非常識か』は、立つ位置によって違ってはくるだろうが、日本の常識を他国に当て嵌めようとする事が、土台無理な話にて。国が平和で、人が良くて、物資が豊富で、自然が豊かで、そんな所で暮らしている人間に『危機管理能力を身に付けよ』と、それを望む方が、これまた土台無理な話にて。さて、この先において万が一、他国の常識に呑み込まれる事があるとしたなら、日本人はその環境に順応していけるんだろうか。何かしらの免疫を、今の内に付けておいた方がよいのではなかろうか、と常々思うは拙僧だけかいな」と。すると檀家爺様が「呑み込まれるとは、ロシアの今後の動向で、他国の動きが変わる、という事かい」「西側諸国の経済制裁でロシアは、撃つ弾の補充が難しい状況に。そうなれば、生物化学兵器か、核兵器を使用する可能性が高くなるのではないかと、窮鼠猫を噛む、で。炭疽菌なんかを世界にばら撒かれた日にゃ、とんでもない事に。世界に打つ手はあるのかな。この弱い(夢見る夢子)日本は、特にそう思う」と。






【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 日本人のアレルギー疾患の患者は、2011年の段階では、2人に1人と。最も多いは、花粉症、アレルギー性鼻炎、喘息、と。拙僧も然り。

2022-05-17 09:28:55 | 法話
読者が「住職は小学生時代は悪ガキだったそうで。何かエピソードありますか」と。「拙僧、給食係を自分から望んで。理由はダッシュ粉乳。女の子達が飲めなくてね。なのに先生達は好き嫌いを許してくれなくて。見ていて可哀想でね。何とかしてあげるには給食係をするしか」「それって、悪ガキ話じゃないじゃん」と。

【追伸】
この読者が「ダッシュ粉乳嫌いな子の為に住職は、どうカバーしてあげたの」と。「一応は皆に注いで回る。苦手な子には、少なめに。頃合いを見計らって『ダッシュ粉乳のおかわりはいらんか』と、入れ物を持って回る時に、おかわりしたい子から先に注いであげて、その後に、飲めない子らのダッシュ粉乳を先生にわからん様に容器の中に回収を」「だから、住職。それって、悪ガキのエピソードじゃないじゃん」と。「ダッシュ粉乳に白湯を入れて、チビチビ泣きながら飲んでる姿は、ほんと、可哀想なもんだよ。今でこそ、食物アレルギーは気を付ける様になってきたが、昔は「好き嫌いを言うな。アレルギーなど気のせいだ」と無理矢理に食べさせて、大変な事になった事例が、身近でもあったもんな」と。