1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 昔から「嫁さんを決める時には、女性の母親を見て、婿さんを決める時には、男性の父親を見て、決めるが、間違いは少ない」と。

2022-05-19 21:19:55 | 法話
読者の女性が「住職の昨日法話の女性の言葉『給料が30万円以上でも、贅沢すれば生活苦に。給料が15万でも質素倹約すれば普通の生活が』と。凄く反省を。私の主人は破格の高給取りでした。が、私が浪費家で湯水の様に。それも離婚になった理由の1つである事には、間違いはありません。が、主人にも問題が」と。

【幾ら追伸】
この女性が「世の中の女性が、私の様な失敗をしない様に、これを法話にして下さい」との願いを受けて法話に。少し内容は変えております。「あっ、これは」と、特定を出来る人達がいるかもしれませんので。さて、この女性が「私は妻子のいる男性を奪った形で結婚を。が、主人は私で、この形は3度目です。私の前にも2人の奥様が。その奥様方の話を主人から聞くと、私によく似た方々の様で。家事はしないし、浪費家。主人は主人で、時間は全て自分の事に使い、家族はそっちのけ。こんなにわが心と折り合いを付けない(わがまま)男女が一緒になれば、そりゃ『そうすりゃ、そうなる』ですよね。私は、両親、親戚の猛反対を押し切り、大騒ぎして結婚したのに、たった数年でこの様です。過去の奥様には各々2人づつの子供が。こんな男性を選んだ女性、こんな女性を選んだ男性、ですよね。自業自得というより他に言葉がありません」と。このご主人は既に、4人目と結婚したとの事。







【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 900人以上葬儀した印象だが、奥様が先立つと旦那はすぐ後を追う傾向が。が、逆に、旦那が先立つと奥様は10年は若返る印象が。

2022-05-19 09:35:14 | 法話
今現在、76歳で他界されたご主人の七日、七日、のお参りに拙僧、檀家の家へ。酷く落胆されていた奥様も、徐々に徐々に回復の兆しが。が、昨日も「主人は生前に『俺は80歳で死ぬから、お前はその2年後に、後を追って来い』と、いつも言ってたくせに、この嘘つきが。歯がゆい」と、遺骨と遺影に向かって奥様が。

【追伸】
この奥様に拙僧「ご主人の他界直後と違い、随分と元の表情に戻ってきてるよ」と言うと「それでも毎日、涙が出ます」と。「そりゃ、そうだよね。が、涙は出してもいいけど、笑顔も出してやらにゃ。毎日、毎日、後ろ髪を引かれたら、ご主人、阿弥陀の世界へ逝こうにも逝けんばい。可哀想だよ。拙僧の父(先代)も『俺は95歳まで生きるぞ』と言ってたのに、73歳であっさりこの世を。檀家のご老人達から『先代住職は、私達を送ってから死ぬけんな。心配せんでよか、とか言ってたくせに、あの嘘つきが』と怒ってたよ。まあ、人間の寿命は、人間にはわからん。でも、まあ、文句も、悪口も、供養になるからね。忘れ去るが最もあかん」「じゃ、毎日、文句を言ってやる」と奥様、泣き笑いながら。

(投稿写真は、今年1月26日、30年以上続く『なあむ博多』の会(福岡市中央区)で法話をさせて頂いたものが冊子に。法話で呼んで頂いた後は、数ヶ月後に必ず、法話内容をこの様な冊子に。日本全国からお坊様(超有名な寺院のご住職も)がお越しになり、ご法話を提供。因みに、冊子の似顔絵は、拙僧だそうです。よく似てるかも。







【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しいじ、楽しい人生に】 上島竜兵さんの老後は、竜兵会が支えると陰で話が出ていたと。どれ程に後輩の世話をしてきた人なんだろうね。死しても温かみを残した人ですね。

2022-05-19 05:36:57 | 法話
読者が「昨夜の住職の法話『上島竜兵さんの老後は、竜兵会が面倒をみる、という事に』なる話。ジーンときました。どれだけ慕われてたんでしょうね、後輩から。当に、蝋燭の生涯だったんですね、竜兵さんは。身を削りながら、周囲を照らしながら、火が消えるまで、人生を全う。私もそんな生涯を送りたいと思う」と。

【追伸】
この読者に「今でこそ、コロナの関係で、葬式は家族葬が定着してしまったが、葬式というは、その故人の生き様を一発で表す事が出来るもの。故人がどんな生き方をしてきたか、葬儀を見れば、一発でわかる。何がそれを表すかといえば、会葬者の数にて。昨今は人間関係が希薄になってきたとはいえ、やはり日本人は、恩を仇で返す様な人は少ない。故人にお世話になった人達は必ず、葬儀の場へと足を運んできます。『この恩人がこの世に身体がある内に、直接会ってお礼を言わなきゃ気が済まない』と。拙僧、これまでに、900人以上も葬儀をさせてもらってきましたが、その範疇での見解ですが、当に会葬者の目的はこれにて。枕経は故人に届けるもの。臨終後、故人は7、8時間は、耳が聞こえておると。昔のお坊さんは、その事実は知らなかったろうが、臨終後、早く駆けつけて『貴方は死んだんだよ。阿弥陀の世界に逝く心の準備をしなさいや』と、お経で教えてやらにゃならんと。その後の通夜、葬儀は、故人の為に行うというよりも、残った者の為に行うもの。つまり、故人に対する御礼報謝の法要として勤めるもの。人間卒業の門出だもんね、みんなで『有難うございました。お疲れ様でした』と送ってやりたいものですよね。コロナの時期じゃなくば、どれ程の会葬者が集まったんだろうね、竜兵さんは。上島さんが慕ってきた、志村けんさんにしても」と。