比叡山延暦寺には最澄さん自ら火を灯した燈明が、朝晩若い僧侶が油を指す事で1200年間消えずのまま保たれてきた。思えば油を指すだけ、簡単な事。が、この簡単な事をうっかりで燈明は。この事から『油を絶つ』で『油断』という言葉が産まれた。人は慣れた頃に失敗を。『初心忘るべからず』を常に。
50歳越えて再婚、幸せを掴んだ女性が「幼少時より家族から虐待され、14歳の時兄から手術要する大怪我を。2ヶ月過ぎても足を引き摺る私に父が『イラッ』と。夜中に私の足を無理矢理折り曲げ身障者に。親が勝手に決めた結婚で25年間夫から暴力を。何度自殺を、と。今は人生諦めずに良かった」と。
豊臣方関ヶ原敗戦要因は秀吉公正室甥の小早川秀秋公の裏切り。戦の2年後、彼は頭を患い死去。歴史上では豊臣家を滅ぼす為だけに存在したとの扱い。時において天は、それに相応しくない者に歴史を委ねるシナリオを描く場合が。数分先すら見えん私達には想像すら。さてこの先私達に天は、どんな演出を。
東京から一流大卒若者3人が来て「先生は勉強さえ教えてくれれば。政治家は政を。医者は治療を。坊主はお経を。父親は家庭に収入を。それだけでいい。彼らに人格まで求めとらん」と。どうも聞いておると小中高時代、親や世間の大人を見て、期待する事を止めたみたいだ。この子らを否定する前に社会は。
葬式後、会葬者の見知らぬご老人が「同じ釈尊の教えを説くに何故数多の宗派が」と。「学校の先生はそれぞれ専門科目を教授。生徒も大学は望む学部学科を選択。病院では、医師は内科外科と専門分野で治療を。患者は病気に応じてそれを選択。信仰もこれに同じ。各宗祖が専門の教えを洗濯して開宗を」と。