彼岸参りに伺うと檀家爺様が「プーチンさんだが、鬼気迫るものを感じるんだが、どうも、ウクライナ併合が目的だけじゃない様な気がするんだが。どうよ、住職の見解は」と。「1917年ロシア革命後、ソビエト連邦が建国。その僅か69年後の1991年に崩壊。プーチンさんの無念は計り知れなかったそうだね」と。
【追伸】
檀家爺様が「ソビエト崩壊は衝撃的だったもんな。という事は、プーチンさんはもしや、ソビエト連邦の再興が本来の目的か」と。「わからんけどね」「だけどよ、ウクライナをあそこまで執拗に攻撃しなくても」「奈良時代、聖武天皇の時代、国家事業だった東大寺の大仏建立だが、その勧進(民間から資金、資材を募る役)を先頭だって勤めたが、高僧の行基さんでね。その行基さんの勧進1人目が偶々出会した武士の方だったそうで、断られても、断られても、付き纏い、とうとうその武士が『何故、そこまでして、お金を貰おうとする』と問うと『1人目のあなたに頂けないとなると、この先、資金を集めていく自信がなくなりますから』と答えたそうだよ」「そういう事か。ウクライナに躓いてて、連邦復興など到底、と思ってるのか」「わからんけどね。年齢も年齢だし、焦ってるのかな。だけど、独裁者狙いでなく、本当にそれが目的なら、他にやりようがありそうだけどね。恐怖政治や独裁政治の末路は、歴史を見ても、ね」と。