各地の桜便りもぼつぼつですが今年は3月になってから、気温が低く少し
遅れているようです。
今日は歴史探訪の会で紀北へとバスツアーに同乗させて頂ました。伊勢
自動車道が南伊勢から尾鷲方面へと出来てからまだ通ったことが無く、一度
通ってみたいとは思っていました。
今日の目的地は紀伊長島にある大昌寺、円通閣聖観音堂、種まき権兵衛
の里などでした。志摩町を8時に出発してでしたから、わたしの方では9時前
出発でした。26名マイクロバスですが高速道路が殆どですから今はバスの
旅も苦にはならないです。
海山町で高速から42号線に下り、赤羽の大昌寺へと、ここは不動堂の
天井一面に張り詰められた143枚の古今名歌が極彩色で描かれてい
ます。百人一首を見るようです。紀貫之や大伴家持の歌もありました。江戸
時代末期とのことですが見事な天井絵でした。 紀伊長島の文化財とのこと
山里にこのようなお寺は珍しく思いました。
お昼は伊勢市から「八百正」のお花見弁当が用意され、始神(はじかみ)
さくら広場で食べました。桜はまだちらほらでしたが、満開の頃は来たいなあ
と思わせるところでした。 始神峠(世界遺産の熊野古道の一つ) 登り口
昼食後これも近くにある「種まき権兵衛の里」へと長島に残る民話として
有名です。「権兵衛が種蒔きゃからすがほじくる」と・・・・・しかし権兵衛さんは
諦めずに仕事をし村人たちのために尽くしたと言うことです。
三重県に住んでいても知らない所も多く、近くにも隠れた名所があり今回
の旅もその一端でした。