あと10数時間で今年も過ぎて行きます。
今年の新語大賞は 「政権交代」が選ばれ、長年支配の自民から
野党であった民主が船出、100日を越えました。何かと騒がれては
いますが、さて、来年はどう出るでしょうか?
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わたしの周りは今年は可も無く、不可もなく何とか無事に過ぎました。
病の方も突発性難聴にはなったものの、4ヶ月で元へと、流感騒動に
もどこ吹く風、歯痛ぐらいが難でしょうか・・・・。
しかし今年も今まで親しくしていた方々が幾人か亡くなり、
「もう声が掛けられないか。」と淋しい思いがします。
国内でも多くの方々の夭折が報道されました。中でも、森繁久弥
さんは天寿を全うされ見事な最後でした。南田洋子さんは、わたし
など近き年齢であるため、認知症ということでは身につまされました。
大原麗子さんの一人暮らしの死も、切ない思いがしました。
また日本画壇の重鎮、平山郁夫さんの死も、惜しい死でした。
人生90年~100年の時代、70台、80台の死はまだまだ惜し
いです。
今年は社会を震撼とさせる事件も多く、無関係な殺人事件には憤り
を感じました。麻薬に汚染される芸能人も多く社会の一つの様相で
しょうか。道義なき社会に憤懣の限りです。
おせち料理を作りながら、NHKドラマ「遥かなる絆」を昨日と今日
の午後の3時間ずつを見ました。
事実を基にしたドラマで作者は城戸久枝さんです。
お父さんが戦後、 残留孤児として中国人によって育てられ、日本人
であることが分かっても、帰国の許可が下りず、二人の母への思い
や、帰国後の葛藤を描いていました。
娘久枝さんが中国吉林大学に留学し、父の奇跡を訪ね、あの
戦争から遠く離れたけれど忘れてはならない歴史として書かれた
ノンフィクションです。 -あの戦争から遠く離れてー
山崎豊子氏の「大地の子」を彷彿とさせました。中国の母との
<牡丹江の別れ>には涙しました。