近所に住む友達の家は昔から兼業農家で、ご主人は定年まで会社勤め、
友達も会社やあとパート勤めなどしていました。今は二人で4反半ほどの田
と畑作りをしています。
今は稲の取り入れ時期で最近では老人家庭の耕作者が多く、田植え、刈り
取り など大きな農家に頼んでしています。何しろ大型のコンバイン、乾燥機
など100万単位の機械の導入ですから、少しの田作りではとても計算に合
わないのです。
友達の家は自分の家で全て持っており、普段はご主人が使用されるのですが、
今年は県庁に勤める息子夫婦が鈴鹿から来て(昨年までは東京の出先)、
手伝ってくれたとのこと。
また、町内に嫁いでいる娘夫婦(共に教師)、そして娘の子(男孫) もまだ大学
が休みのためしっかりと手伝ってくれたので、土曜日、日曜日で全て終ったと
話していました。 実働は4時間ぐらいとのこと。
仕事は機械がするが、重いもみや米を持つのは大変で、若い者の力が
役立ったそうです。30キロも楽々と持ち上げるそう。
友達は子育ての頃から、自分たちも働いていたため、娘や息子をしっかり
農作業に使い、それを見習って孫たちも忙しい時期は、子供の頃から手伝わ
していました。娘夫婦のご両親も元教師であり、小さい頃から労働をさせること
を善しとしていたのです。
現代の子育てには見られないすばらしい子育ての姿を見るようでした。
それでも友だちは手伝ってくれたお礼にお昼のうなぎ弁当を、そして、報酬と
して気持ちのお金も渡したそうです。いかににわが子とは言え別世帯をを持
ているのだから 当然だと言っていました。
肝心の米の収穫は今年は猿の集団にやられ、2,3割少なく1反当り2,3俵
の減だったそうです。