写真は千鳥ヶ淵墓苑(正面)
9月10-11日、所要で有給休暇を取って東京に行き、
11日の午後の時間が空いたので、靖国神社の視察をしてみることにした。
靖国神社は、太平洋戦争での日本の侵略を、『アジア解放のための戦争』であり、『正義の戦争であった』と、今もって公言するような特異な考え方をしている団体である。(あえて“宗教”団体とは言わない)
ここで祭る“神様たち”は、侵略戦争を究極にまで推し進めた東条英機などの
A級戦犯をはじめ、戦争の推進者達である。
一方では、彼ら戦争推進者の無謀な作戦の犠牲となり、南方の地で餓死したり、特攻兵器で殺されたりした人々も一緒に祀られているが、それが“英霊”に応えることになるとは思えない。
従って、靖国神社に参拝するのではなく、視察だ。
ところで、地図を見ると、無名戦士を慰霊する「千鳥ヶ淵墓苑」が、靖国通りを隔てて、道路の反対側に対面するかのようにあることが解った。
そうと解れば、「千鳥ヶ淵戦没者慰霊碑」は、やはり靖国神社より先に訪れて、
頭を下げるべきであろう。
東京メトロ「九段下」駅から、江戸城の堀に面した木漏れ日の石畳の側道を歩いて行くと、10分ほどのところに、その施設 「千鳥ヶ淵戦没者墓苑」 はあった。
しかし、思いのほか簡素な造りである。野外ステージと言おうか、完全に外気にオープンな、また誰でも訪れることができる施設となっている。
奥の六角の屋根が架かる下の方が納骨堂らしい。 いまも外地から発掘されるご遺骨を定期的に奉納しているらしい。
靖国神社には訪れない天皇・皇后夫妻や、皇太子夫妻、秋篠宮夫妻も訪れて献花している(手前の建物に写真が掲示したあった)。
今年は小泉首相も来たようである。
しかし、この日この時間には、礼拝者は私を含めて3名ほどだった。
そこで、しばし礼拝し時間を過ごし、九段下方面に戻ると、およそ1時間が過ぎていた。(往復だけなら20分もかからないと思う)
靖国通りに掛かっている歩道橋を亘ると、目の前が靖国神社の参道である。
外国人の姿もかなり見られる。
広い参道をしばし進むと、人々を威圧するように大鳥居、そして大きな門(名前は見なかった)があり、その奥に拝殿と本殿がある。
取敢えず、拝殿の前に進み、自らの真意に反して若くして殺されなければならなかった人々に、思いを馳せた。
その後、先ほどの門を戻り、左手にある、軍事博物館「遊就館」に行く。
靖国神社に来たからには、この博物館を見なければならない。
「遊就館」そのものも人を威圧する造りであるが、
本館の右手には、ガラス張りのエントランスが別に設けてあり、
そこにはいきなり「零式艦上戦闘機」(ゼロ戦)とキャノン砲が展示してある。
まさに入り口から軍事博物館(武器博物館)である。
長くなるので、その靖国神社「遊就館」については、次回にまわすとする。
なお、靖国神社と「遊就館」の考え方は、私の思想に反するので、リンクを張らない。
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【最後まで御覧頂きありがとうございました。ついでにワン・クリックしていただければ嬉しいです。】
9月10-11日、所要で有給休暇を取って東京に行き、
11日の午後の時間が空いたので、靖国神社の視察をしてみることにした。
靖国神社は、太平洋戦争での日本の侵略を、『アジア解放のための戦争』であり、『正義の戦争であった』と、今もって公言するような特異な考え方をしている団体である。(あえて“宗教”団体とは言わない)
ここで祭る“神様たち”は、侵略戦争を究極にまで推し進めた東条英機などの
A級戦犯をはじめ、戦争の推進者達である。
一方では、彼ら戦争推進者の無謀な作戦の犠牲となり、南方の地で餓死したり、特攻兵器で殺されたりした人々も一緒に祀られているが、それが“英霊”に応えることになるとは思えない。
従って、靖国神社に参拝するのではなく、視察だ。
ところで、地図を見ると、無名戦士を慰霊する「千鳥ヶ淵墓苑」が、靖国通りを隔てて、道路の反対側に対面するかのようにあることが解った。
そうと解れば、「千鳥ヶ淵戦没者慰霊碑」は、やはり靖国神社より先に訪れて、
頭を下げるべきであろう。
東京メトロ「九段下」駅から、江戸城の堀に面した木漏れ日の石畳の側道を歩いて行くと、10分ほどのところに、その施設 「千鳥ヶ淵戦没者墓苑」 はあった。
しかし、思いのほか簡素な造りである。野外ステージと言おうか、完全に外気にオープンな、また誰でも訪れることができる施設となっている。
奥の六角の屋根が架かる下の方が納骨堂らしい。 いまも外地から発掘されるご遺骨を定期的に奉納しているらしい。
靖国神社には訪れない天皇・皇后夫妻や、皇太子夫妻、秋篠宮夫妻も訪れて献花している(手前の建物に写真が掲示したあった)。
今年は小泉首相も来たようである。
しかし、この日この時間には、礼拝者は私を含めて3名ほどだった。
そこで、しばし礼拝し時間を過ごし、九段下方面に戻ると、およそ1時間が過ぎていた。(往復だけなら20分もかからないと思う)
靖国通りに掛かっている歩道橋を亘ると、目の前が靖国神社の参道である。
外国人の姿もかなり見られる。
広い参道をしばし進むと、人々を威圧するように大鳥居、そして大きな門(名前は見なかった)があり、その奥に拝殿と本殿がある。
取敢えず、拝殿の前に進み、自らの真意に反して若くして殺されなければならなかった人々に、思いを馳せた。
その後、先ほどの門を戻り、左手にある、軍事博物館「遊就館」に行く。
靖国神社に来たからには、この博物館を見なければならない。
「遊就館」そのものも人を威圧する造りであるが、
本館の右手には、ガラス張りのエントランスが別に設けてあり、
そこにはいきなり「零式艦上戦闘機」(ゼロ戦)とキャノン砲が展示してある。
まさに入り口から軍事博物館(武器博物館)である。
長くなるので、その靖国神社「遊就館」については、次回にまわすとする。
なお、靖国神社と「遊就館」の考え方は、私の思想に反するので、リンクを張らない。
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