

「ゼンマイの評価が高かったよ~(^^)」
と母がはしゃいでいた。
実は去年出荷の際、あまり良い評価がもらえ
なかったことをずっと悔しがっていたのです。
出荷の際の等級の評価は人によって誤差が
あるものなので仕方がないのかもしれない
けれど。
あまりにも評価が低いことにがっかりして
しまって、一時はぜんまい揉みをする意欲さえ
失ってしまいそうだった。
うちの母の手もみぜんまいは
だれにも負けないくらい手間をかける。
広げて天日で乾かしてまとめて揉んで
ゴミを取ってまた広げて乾かしてまとめて
その繰り返し。
ぜんまいには特別のこだわりがあるよ
うで、手間の掛け方が半端じゃない。
手もみはまだ誰にも譲るつもりはない
ようで、たとえ主人にさえも触れさせな
いほどです(^^)
もっと言えば、父と主人が採ってくる
ぜんまいは細いものは残して太いのだけ採る。
来年再来年の事を考えるから根こそぎ採ること
はしない。だから太さにも自信があるんです。
そんな母の渾身のぜんまいはほんとに美味し
くて、出来ることならば都会の人に食
べさせてあげたいよ~(^^)本物の山菜を。
大袈裟じゃなく、ほんとに山菜の概念が
変わります。
苦労が認められて、良かったね(^^)
続く・・・
