out of curiosity #3

ブログを始めて14年目。
カメラを抱えて世界中の山に出没したい~!

御殿場口から二ツ塚へ

2023-10-29 20:01:40 | 山登り in 静岡県
2023年10月23日(月)
御殿場口 大石茶屋近くから二ツ塚、宝永山、富士山を望む
 
午前中、富士宮口から宝永山に登った。 天気が良いので御殿場口に向かい二ツ塚にも向かってみる。
 
御殿場口新5合目。(12:37)
 
 富士山スカイラインから御殿場口新五合目に向かう道路は、富士宮口新5合目に向かう道路よりずっと短くそれほど急なカーブもない。 富士山頂に登山する時には一番距離が長く、山小屋も少ないコースになるようだ。
 この鳥居の先から登山道に入るが、バリケードでふさがれている。 二ツ塚に行くだけなのでバリケードの脇から入らせてもらったが、駐車場南端に別の入り口があった。 ただ下山時にもそのルートに入る分岐はよくわからなかった。
 
鳥居から10分ほど歩くと大石茶屋。(見にくいが写真中央の建物)
こちらも今季は既に営業終了。
奥左に見えるのが二ツ塚。 右に午前中登った宝永山、そして富士山頂。
 
ここまではそれ程歩きにくい砂利ではなかったが、
ここからは時折ひどく沈み込むような場所も。
ここから富士山頂を目指して歩くのは本当に大変だろうなぁ。
 
右前方に富士山山頂と宝永山。
 
左前方に二ツ塚を眺めながら歩いてゆく。
二ツ塚、写真左が下二ツ塚、右が上二ツ塚。
斜度はそれ程ない、時間も時間なのでなるべくサッサと近づきたいが、
何せ歩きにくく足がとられる。
 
疲れて立ち止まっては景色を眺めたり撮影したり。
 
これはフジアザミかな。
たくさん花がついていたんだな。
 
上二ツ塚、宝永山、富士山頂。
トレイルは上二ツ塚と下二ツ塚の間に入ってゆく。
両塚への分岐からまずは上二ツ塚へ登ってゆく。
 
この斜面が一層柔らかく沈み込むし、斜度もある。
アリジゴクのようでなかなか思うように登ってゆけない。
 
振り返り手前に下二ツ塚。
奥には東富士演習場。 この日も一日中ドンパンドンパンと砲撃演習?が行われていた。
茶色に舞い上がっているのは砲撃演習の粉塵(噴煙?)。
奥は箱根の山々。
 
上二ツ塚山頂に近づいてくるとようやく宝永山、富士山頂が再び見えてきた。
が、富士山頂には大きな雲がかかり始めていた。
 
とても疲れて休み休み。 山中湖と丹沢山塊。
山中湖右手前は静岡県、山梨県、神奈川県を分ける三国山辺りの山塊。
 
上二ツ塚山頂と~ちゃくっ!(14:09)
宝永山南斜面を眺め、しばらく周囲の景色を眺めていたが、
富士山頂には雲がかかり取れそうもないので、
この日は二ツ塚のひとつ、上二ツ塚だけで下山することにした。
もう疲れちゃったしね。
 
下りながら愛鷹山と伊豆の山々。
 
大石茶屋に向かうトレイルからふたたび山中湖、丹沢方面。
宝永山、上二ツ塚、この辺り(5合目よりは上)と、富士山頂から考えればいずれも随分下の方なのだが、
景色の見え方はそれぞれ違う。
 
鹿留山と御正体山の背後の山はどこだろう?
御正体山の左隣は大岳山の形に似ているが。。。
と思っていたらやはり大岳山のようだ。 なので鹿留山すぐ右側に見えるのは御前山。
鹿留山から左の方、多分杓子山の背後辺りに三頭山。 さらに左に鷹ノ巣山など。
雲取山はギリギリ富士山の稜線で隠れているようだ。 やっぱり奥多摩は近いんだなぁ。
 
順調に下山して 15:00前には駐車場に到着した。
宝永山より御殿場口新5合目から二ツ塚の方がずっと距離も短く、標高差もないと思っていたのだが、
YAMAPの結果を見ると両方ともそれ程の違いはなくビックリ。 そりゃ疲れるわけだ。
 
御殿場口の新しい、斬新な作りのバイオトイレ。
こちらは扉を開けて使えることを確認した。
多分こちらも5合目までの道路が冬季閉鎖になるまで。
 
駐車場南側、バリケードの脇を抜けなくてもここから二ツ塚方面に向かって行ける様だ。
 
御殿場口第2駐車場から、二ツ塚、宝永山、富士山頂。
 
 この後「道の駅すばしり」で野菜やお土産を買い、早い夕飯を頂いた。 道の駅すばしりでは「静岡県産しらすたっぷり丼」を頂いたが大変美味しかった! 他のメニューも大変美味しそうだったし、割と夕方遅くまで営業しているのでまた利用したい。 その後山中湖近くの「紅富士の湯」でゆったり温泉につかり大満足の一日となった。
 
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黄葉の宝永山

2023-10-27 23:10:45 | 山登り in 静岡県
2023年10月23日(月)
宝永山馬の背から富士山山頂を望む
 
 今年5月、静岡県側の富士山麓の登山口や花を見に水ヶ塚公園駐車場から御殿庭辺りまでを歩いてみた。 駐車場には容易にアクセスできることがわかり、広大な駐車場のため夏の富士登山シーズン以外はそれ程駐車に困らないかな、という感じと、カラマツ黄葉を期待できるだろう、と言う所から是非この時期に再訪したかった。
 今回は富士宮口新5合目まで車で上がり、そこから宝永山を目指す。 さらに時間があれば御殿場口新5合目から二ツ塚にも行ってみる、と言う計画だ。 それぞれの駐車場へは今回初めて行ってみるので、それも楽しみ。
 
☆ 静岡県側5合目へ通じる3ルート(富士宮口、御殿場口、須走口)は例年11月ごろから冬季閉鎖になる。 静岡県HPなどでチェック。
 
 
 富士登山シーズンが終了した富士宮口はトイレが使えるかよくわからなかったので、まずは水ヶ塚公園駐車場でトイレ休憩。 天気予報は「晴れ」だったが、富士山の背景には灰色の雲。 それでも富士山、宝永山、右の方には二ツ塚が良く見えている。 今年は焼岳、御嶽山、草津を通って志賀山、と活動激し目の火山に登ってきた。 富士山は湯気も煙も上がってはいないが、宝永山のあの大きな第一火口を見ると、ここまで来てもまだ怖い気持ちになる。 一応ヘルメットは持参したが、富士山が噴火したら役には立たないだろうなぁ、とか。 まぁ、それでも美しい紅葉と比較的天気の良い空を見て再び登る気満々になる。
 
 
 富士宮口新5合目駐車場には容易に到着できた。 ただ、駐車場までの道路はカーブが多く注意が必要であり、駐停車禁止の看板もそこここにある。 富士山を登ってゆくので景色の良い場所もあるし、カラマツ黄葉だけでなく紅い木々も見られたが、駐車して写真を撮るわけにはいかない。 ただところどころに駐車場があるので、そこに停めて5合目より低い場所を散策することもできるのかな?、とまた調査が必要。
 新五合目駐車場は登ってゆく道路沿いに駐車ラインが引かれており、どこに駐車すべきかと迷ったがとりあえずなるべく標高の高い所まで車で上がる。(^^;) 5合目とは言え富士山だ。 駐車場から既にこの眺め!(上写真) カラマツ黄葉も良い具合で素晴らしい!! これで駐車場無料とは!!
 トイレやレストハウスなどの状況を見ようと思っていたが、この後二ツ塚に行きたい気持ちもあったので、サッサと登る態勢に。 なので実際には見ていないが、レストハウスは火災被害を受け解体、立ち入り禁止。 トイレはスカイライン冬季閉鎖までは西側バス駐車場に設置してある仮設トイレが使用可、とのこと。 → 富士宮市
 
まずは景色が見られるうちに撮影。 すぐに雲で閉ざされることもあるだろうから。
目の前には相模湾から駿河湾まで広い範囲を一望。 とてもじゃないが全てを画像には収めきれない。
上写真は麓に愛鷹山、奥に伊豆半島、右に駿河湾。 海岸線に広がる街は富士市、富士宮市辺りだろう。
海岸線には田子の浦も見えているのかな。
 
駐車場から見上げる富士山はやはりどの山とも違う異質な感じ。
 
一番標高が高そうな東端の方に車を停めたら、目の前に道があったのでそこから登り始める。(8:11)
どうやらブル道だったようだが、シーズンオフだったのでまぁ良いだろう。
 
ジャリジャリの黒い砂のようなトレイルを進んでゆく。
 
歩き始めは急な坂もあったが、ほぼ水平道で新6合目の山小屋に到着。(8:25)
小屋は今季営業終了しており(たぶん富士山全ての山小屋)トイレも閉鎖。
 
カラマツは裾野から6合目辺りまでに生育しており、ちょうど森林限界を歩いてゆくような感じ。
向かう方向には相模湾と箱根の山々。 光の中に浮いているのは大島。 麓の茶色い草地は東富士演習場。
 
背後には駿河湾と静岡県の街並み&山々。
三保の松原とか久能山は見えているのだろうか。
 
宝永山第一火口の縁に来た。 (8:40)
この右上のピークが宝永山山頂になるが、トレイルはいったん第一火口の内部をトラバースしながら登ってゆき、
奥の山頂への稜線(宝永山馬の背)に出てから山頂に向かう。
 
山頂を見上げる。
富士宮口から山頂へのトレイルは6合目の山小屋脇から上がってゆく。
小屋脇のトレイル入り口はバリケードで閉ざされ、進入禁止の表示があった。
 
進んでゆくとまずは第1火口と第2火口を隔てる火口壁上部を歩く。
下部に見えるのが第2火口。 黒い砂利にカラマツの黄色と枯れたオンタデなどのオレンジ色が不思議な景色。
 
落石注意の看板。 この先やけに大きな岩がゴロゴロ転がっている。
それなのに右奥の岩の合間にベンチがある。 なぜ?(◎o◎;)
この辺りの岩は宝永大噴火の後からずっとあったというより、
きっと正面の斜面や写真左上の斜面から転がり落ちてきたものだと思うのだけど。
 
左上の斜面上部はこのようになっている。
非常に不気味。 更にしょっちゅうガラガラガラ~、と岩が落ちてくる音がしている。
実際粉塵を巻き上げながら落ちて行く岩も見た。
 
トレイルは少し高い位置にあるので、左からの落石をもろに受けることは多分ないのだろうが、
右上から落ちてくることが無いとも言えないだろうなぁ。。。
とりあえず足早に通り過ぎたいが、足元の砂利は火山の軽石のような質感になり、
足を踏み出すと沈み込む、ズルッと後退したりする。
標高が上がるにつれ更に深く沈むようになり、大変歩きにくい。
 
一歩一歩、辛抱強く登ってゆく。
岩が落ちてきそうな火口の斜面と、下の方のトレイルに人が二人歩いている。
第1火口の大きさがわかるだろうか。
 
ようやく宝永山馬の背に到着。(9:51)
馬の背まで来ると初めて東側の景色が拝める。
中央に山中湖、右奥には丹沢山塊。
中央一番奥にはうっすらと筑波山が見えるのだけど。。。
 
さらに少し北の方を見ると奥白根山、太郎山?、男体山、女峰山
 
相模湾には江の島も見えるし、手前の山は金時山とか、神山とか。
 
馬の背を宝永山山頂方面に少し進んで振り返る。
富士山頂と宝永第1火口。
右のギザギザのトレイルは御殿場口新五合目から山頂に向かう登山道。
このジャリジャリの道を山頂まで歩くのは大変だろうなぁ、と思った。
 
宝永山山頂に向けて歩く。
馬の背に上がってから非常に風が強く、だんだん寒くなってきた。
レインウェアのジャケットを着て、フードを被り首元までチャックを上げた。
 
宝永山山頂と~ちゃくっ!(10:11)
 
山頂正面(南)の景色。
写真左麓に愛鷹山、奥に伊豆半島、中央に駿河湾、海岸線に富士市、富士宮市の街。
 
東側の景色。
山中湖、丹沢山塊、駿河湾、箱根の山々。
 
駿河湾西の方を少しアップで。
やはり半島のように飛び出したところが三保松原なのかな。
 
更に西側、静岡県の山間部、それよりさらに奥も見えている?
富士山斜面のすぐ左辺りには大無限山などが見えているらしい。
風が強いのでひどく寒くなる前に下山する。
 
馬の背を降り始めるとすぐに風は収まったが、
雲が多くなってきて陽の当たる時間が短くなってきた。
ジャリジャリのトレイルは下りはスイスイ進むことができた。
ただ調子に乗って転ばないように注意。
 
下山時はブル道でなく登山道を下りたらここに出た。(11:31)
平日だが割と多くの観光客も来ていた。
 
再度水ヶ塚公園駐車場に戻りトイレ休憩と、さっとコーヒー、パンで昼食にした。
雲は湧いたりなくなったりなので、急いで御殿場口新五合目に向かってみる。
行ける所まででも二ツ塚を目指して歩いてみよう。 続く。
 
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富士山麓調査

2023-06-02 20:02:24 | 山登り in 静岡県
2023年5月27日(土)
水ヶ塚公園駐車場より富士山、宝永山を望む
 
 富士山にはいつも憧れがあるが「登るのはちょっと。」と身構えてしまう。 それでも麓の方くらいは足を踏み入れてみたい、あわよくばその経験をもとに富士山登頂を目指すきっかけにもなる?、などと考えていた。 ただ、麓もどこをどう登ったら良いものか、行ったはいいけど有料道路を通ることになる?、駐車場は高い?、などあまり調べもせず「やっぱり面倒だから、や~めた。」となっていた。 けれどとうとう色々調べているうちに、無料で道路も駐車場も利用できる、調べたルートでは見たい花が見れる、という事がわかり早速行ってきた。
 
水ヶ塚公園駐車場 ( 標高 1,450m ) から富士山
 
 静岡県側の富士山(5合目)登山口は3つ。 富士宮口、須走口、御殿場口の3つだが、どこへ行くにもマイカー規制期間外は道路も駐車場も無料で利用可能。(冬季閉鎖あり。また、現在は5合目まで車でのアクセス、登山は可能だが、5合目から富士山頂への登山道はまだ閉鎖中) 御殿場口ではそもそもマイカー規制を行っていないようだ。 普段山梨県によく行く私は富士スバルラインが有料道路な上、結構高額なので、大変驚いた。 しかも駐車場はどこも大変広い。
静岡県富士山マイカー規制について:静岡県HP
富士山スカイラインマイカー規制:富士宮市HP
 
 今回私は富士山登山をするわけではないので、マイカー規制の期間、富士宮口へのシャトルバス発着場になる水ヶ塚公園に車を駐車。(24時間トイレあり) 実はここに駐車するだけで主な調査内容は終了くらいの気持ちだったが、さらに富士山麓トレイルの調査、樹林帯での花や景色を楽しみ、少しはザレた富士山らしい登山道を歩いてはるか遠くの宝永山と富士山頂を眺められれば、という予定で出発。(7:08) 
 この日の天気予報はそれ程良くなく、富士山は雲の中だろうと思っていたのだが、高速道路からも、駐車場からもこの眺め! いやいや、本当にラッキー。 宝永山とその火口の大きさに肝を冷やすほど。
 
トレイルに入ると黒い溶岩っぽい岩や石が見られるものの、
青木ヶ原樹海のようなおどろおどろしい雰囲気はなく(←私見)、
道標に従って幕岩を目指して行く。
 
小さな植物たちや
 
時々大きな木も見たりして。
 
トウゴクミツバツツジ?も咲き残っていた。
(花の写真は順不同)
 
マムシグサ
 
ツルシロカネソウ?
 
この日一日たくさん見られた。
 
マイヅルソウは咲き始め。
 
幕岩到着。 ( 標高 1,664m :  8:57 )
富士山の噴火で流れ出した溶岩やスコリアの積み重なりからできている。
川のような地形だが、水は流れないのかな。
奥の斜面にトウゴクミツバツツジがきれいに咲いている。
 
岩の周囲にも面白い花が咲きそうだ。
 
そしてここに来るまでに見られた大好きな花。
良い時期に来られたようで、たくさん見られた。
 
 
 
 
 
 
これは、これは。
今後何度も訪れてしまいそうだ。
 
この日はこの先二ツ塚に登るつもりでいたが、朝の景色の良さに気を良くして、
宝永山の方に向かうことにした。
宝永山まで登れなくても、近くまで行ければいい、という気持ちだ。
 
三辻(9:41)
ここは二ツ塚方面、宝永山方面への分岐。
麓の方を見ると雲が多くなってしまったが、右奥に愛鷹山。
その奥雲がかかっているのが伊豆の山々。
 
三辻から少し進んで、こちら富士山頂方面。
こちらもやはり雲が多くなってしまい、富士山頂は見えない。右奥は宝永山。
このスコリアや溶岩の黒い石でできたようなジャリジャリの斜面をトラバースしてゆくのはちょっと緊張する。
 
イオウゴケ(モンローリップ)?
 
イワハタザオ?
 
トレイルを振り返ると二ツ塚。
 
カラマツがたくさんあって、秋の黄葉時も良いだろうなぁ。
 
左奥は愛鷹山、右奥は駿河湾だ。
 
イワツメクサ?
 
フデリンドウ
 
実は前夜何となく眠れなくて寝不足気味だったためか脚が重く、
更にザレた路面は歩きにくく、調子よく登ってゆけない。
「御殿庭」というエリアに入ると、「御殿庭入口」「御殿庭上」という分岐で
下山路方面に進んでゆくことができる。
 
「御殿庭」の辺りから上りが急になってきたが、何とか歩いて「御殿庭上 : 標高 2,170m」までやって来た。(11:03)
ここの岩に腰かけてコーヒーをいれ、パンをひとつ食べて休憩した。
ご覧の通り富士山はもちろん、宝永山もすっかり雲の中に入ってしまったので、
この分岐から下山路に入ろうと思ったのだが。。。せめてもう少し、写真左上のピーク(山体観測装置)まで行ってみたくなった。
左中央に見える赤っぽい辺りが宝永第3火口になるのかな。その中をトラバースするように左上のピークに向かってゆく。
ここは今まで以上にジャリジャリで本当に登りにくかった。
 
山体観測装置ピーク直下で愛鷹山と緑の平原は東富士演習場かな。
 
宝永第2火口。
宝永山頂に向かうには左の尾根を進み、奥に見える雲の下の窪み宝永第1火口を
右の方へトラバースしてから上り詰めるようだ。
 
山体観測装置ピークから歩いてきた道を振り返る。(11:46)
 
宝永山へはここをさらに進んでゆく。
私は反対側へ、下ってゆく。
風も出てきて寒くなってきた。 サッサと下る。
 
下り始めると風はピタッとやんだ。
ズルッと滑りそうなザレた斜面をヒヤヒヤしながら下ってゆく。
途中、岩のあるところに座り込んでお昼ご飯。
 
オオカメノキ
 
「御殿庭下分岐」を過ぎると、まだまだ見ごろのトウゴクミツバツツジが見られた。
 
 
 
 
 
 
キジムシロ?
 
ワチガイソウ
 
ツルシロカネソウ?
 
距離 11.2km、上り988m。 体感的にはもっと歩いたと思ったが。
二ツ塚も宝永山にも行けなかったのだが、この辺りの様子も良くわかり、まずまず良い山行となった。
 
水ヶ塚公園の「森の駅 富士山」が開いていたので、富士山ソフトクリーム。
なんかちょっと見本と違うけど。w
 
 今回は5合目駐車場まではいかなかったが、無料の時期にw、機会を見つけて行ってみたいと思った。 宝永山も二ツ塚も水ヶ塚公園からまた挑戦してみたいが、時間や体力に不安がある時は5合目から登るという手もある。 やっぱり富士山LOVEな気持ちはどこかにあるので、うんと近づいてみたいと思う時、また来てみようと思う。
 
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アシタカツツジは咲いたかな? 長者ヶ岳~天子ヶ岳

2023-05-13 11:43:22 | 山登り in 静岡県
2023年5月9日(火)
天子ヶ岳へのトレイルから富士山とアシタカツツジ(?)
 
 前週シロヤシオを見に長者ヶ岳から天子ヶ岳を歩いた。 その際に見たたくさんのアシタカツツジ(ミツバツツジ?)のツボミがもう咲いただろうか、と気になっていた。 他にも気になるツボミ、花があったことや、GW後半はいろいと忙しく、山を調べることもできなかったので、もうこれは長者ヶ岳~天子ヶ岳に行くのがベストであろうと、再び訪ねてきた。
 
前回通り過ぎてしまった、樹海の中の展望所から白峰三山。
中央左辺りに本栖湖もちらっと見える。
 
田貫湖到着はGWも過ぎたので前回より少し遅く7時ごろ。
北サイト駐車場に車を停め、トイレを借りて 7:17出発。
 
第2ベンチあたりにはホウチャクソウ。(8:06)
 
第2ベンチから長者ヶ岳山頂までのCTは 1:15。
 
良い具合に咲いている!
 
現場ではアシタカツツジなのかミツバツツジなのか、ほぼ確かめていない。(^^;)
また、ミツバツツジなのかトウゴクミツバツツジなのか、はまったく無頓着。
雄しべ、雌しべの数、毛の有無などで調べるそう。
さらに、ミツバツツジの種類は20種以上あるのだそう。 ちょっと無理。
 
遠くのものを調べる事は不可能。
しかし、良く咲いている!
 
前回つぼみのユキザサも花が開いていた。
 
ツクバネソウ
 
歩きやすいトレイル。
 
マイヅルソウも花が開いてきている。
 
長者ヶ岳山頂到着。(9:10)
薄雲がかかっているが、こんな富士山も良い。
静岡県側は雪が無くなるのが早い。
 
南アルプスも良く見えている。
左から聖岳、笊ヶ岳、小赤石岳、荒川岳、悪沢岳
 
今回は塩見岳も入れて、白峰三山。
 
春紅葉もきれい。
 
こんなに咲き誇っているシロヤシオもまだ見られた。
 
 
 
 
 
終盤とは言え白と赤紫のトンネル。
 
 
 
天子ヶ岳と~ちゃく!(10:30)
 
山頂先の広場には大きなヒノキの下に小さな祠がある。
その両側にまだ咲いていないアシタカツツジの大きな木。
 
さらに、天子ヶ岳の広場には「瓔珞(ようらく)つつじ」と示されている大木がある。
説明板には別名「風鈴つつじとも言われている」とのことだがどんなツツジだろう、
と以前登った方の写真を拝見すると、サラサドウダンのようだ。
 
このツツジの木には伝説がある。 昔、京の都のお姫様が長者ヶ岳の麓の炭焼きの松五郎のもとに嫁いだ。
亡くなった後は京の都が見える高所に自分の冠を埋めてほしいと言い残す。
その通りに冠(瓔珞)を埋めるとそこからツツジが生え、瓔珞のような花を咲かせた。
この木の枝を折ると暴風雨に見舞われると恐れられ、逆に干ばつの時には枝を折りに来るのだとか。
これも咲いたところを見てみたいなぁ。
 
天子ヶ岳からの富士山。
 
少し休憩してからもう少し先、山頂南の 1,156ピークに向かってみる。
YAMAPの地図に線はないが「天子岳ハイキングコース」のトレイルのようではある。
 
天子ヶ岳山頂から「白糸」方面に下る途中「柴川」を指す道標方面に下る。
少し下るとこの大岩。
 
こちらにもアシタカツツジが見られる。
 
この黒いチョウがたくさん飛んでいた。
 
1,156ピーク手前にこの道標。
ここから先はご覧の通り細く、両側切れ落ちた岩尾根。 更にこの先もっと険しくなる。
「ハイキングコース」と書かれているが、あまり利用する人もいないようで、
ここまでも落ち葉などでトレイルが不明瞭な場所もあり。
この先も足幅程度の岩に足を乗せ越えてゆくような場所あり。 充分に注意が必要。
 
そんな岩場にイワカガミ。
しかし、既に写真に写っている程度の数しか咲いていなかった。
 
 
 
 
 
天子ヶ岳を見ながらピストンで戻る。
 
天子ヶ岳山頂まで戻りお昼ご飯を頂いてから、またピストンで田貫湖まで戻る。
 
下りもツツジを楽しみながら。
 
これはトウゴクミツバツツジ、らしい。
 
長者ヶ岳山頂から富士山と田貫湖。
 
ブナの根元にマイヅルソウ。
 
第2ベンチから富士山。
 
14:26 に下山完了。
その後、GWも過ぎ高速も観光地も空いていそうなので白糸の滝へ行ってみる。
白糸の滝周辺駐車場をサッと調べて向かった。
滝に一番近い?市営駐車場は一回500円だが、通りの(県道414)向かいにある民間駐車場は300円で停められた。
滝を見に行く距離はそれ程変わらない。
少し遠いが白糸自然公園の駐車場は無料で停められたようだ。(要確認)
 
滝と富士山。
 
白糸の滝
この時間は既に日影。
 
左岸の岸壁にずっと水が流れ出ている。
まだ陽が当たっており虹が見えた!
 
 
 
音止の滝

 ゴールデンウィーク後という事もあり、渋滞、混雑も無し。 自分も「早く帰らなきゃ」と急く気持ちもなくゆったりと歩くことができた。 また白糸の滝や、この後道の駅なども寄り、観光地を楽しむこともでき、充実した一日となった。 なにより前週に見たアシタカツツジ、ミツバツツジのツボミが咲き誇っており、美しくて感動した。 今回終わっていたイワカガミや、山頂のアシタカツツジ、ヨウラクツツジなども見てみたいし、コアジサイなども奇麗そう。 また機会を見つけ訪れたい。
 
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長者ヶ岳~天子ヶ岳 シロヤシオは見られる?

2023-05-07 21:35:14 | 山登り in 静岡県
2023年4月29日(月)
長者ヶ岳に向かうトレイルから富士山を望む
 
 このコロナ禍中、長者ヶ岳~天子ヶ岳でシロヤシオを見られることを知った。 今まで御坂山地は随分登ったが天子山地は竜ヶ岳のみ。 朝霧高原や白糸の滝などと合わせ、他の山もいずれ訪ねてみたいと思っていた。前週に十二ヶ岳に登り、この週あたりがシロヤシオにちょうど良いかと計画していた。
 29日は平日とはいえ、やはり普段より人が多いのかな。 4/20ごろは駐車場&登山口でもある田貫湖からダイヤモンド富士が見られる時期でもあるらしい。 駐車場が厳しいかな。。。と思い早めに出発し、北駐車場に停めることができた。
 
 
 早朝、河口湖ICから樹海を抜け広々とした高原を走り田貫湖に至るドライブはとても気持ちが良かった。 本栖湖を越えたあたりからすぐに静岡県なんだな。 長者ヶ岳山頂は静岡県、山梨県の県境だ。 そうか~。
 駐車場には 6:30ごろ到着。 30分程前に到着していれば富士山のどこかしらから昇る日の出を見ることができたかもしれないが、まぁ、ちゃんと撮ろうと思ったら1時間前でないとダメだったろう、その時間に家を出るのは無理だ、と思い上の写真。
 
駐車場は早朝でもこの混み具合。(6:55)
早朝に撮影し、出て行った車がいたから停められた、と言う感じだった。
釣りの人もいるし、観光の人もいた。
 
階段の多い、よく整備された登山道を登ってゆく。
なんだか二足歩行で普通に登ってゆけるのは久しぶりな感じ。
 
足元に小さなお花や遠くにミツバ or アシタカツツジを見ながら30分ほど登った所にベンチ。
なかなか良い眺めだが、この時間富士山は逆光気味。
 
フモトスミレ
 
ピンクのツツジはあちこちに見られるが、シロヤシオは見えない。
新緑の中どんどん登るともうひとつベンチのある良い展望所があったが、
まだ富士山は逆光気味なので写真は割愛。
 
長者ヶ岳山頂到着。(8:41)
山頂名板後方は南アルプスだが。。。
 
まずは富士山。 良い眺め。 眼下には田貫湖。
 
南アルプスは
左から聖岳、笊ヶ岳、小赤石岳、荒川岳、悪沢岳、烏帽子岳
 
農鳥岳、間ノ岳、北岳
景色を堪能したら天子ヶ岳へ。
 
頭上には新緑、足元にはバイケイソウ。
 
ブナ林だ。
 
ヤマウツボ
シロヤシオは。。。
 
あった~!
 
やはり終盤なのか木全体が真っ白と言う程のものは見られなかったが、
近くで見れば十分に美しい。
 
付近にはピンクのツツジもちらほら咲いている。
よくよく見ると葉が五枚、アシタカツツジのようである。
 
ヤシオのトンネル。
 
 
 
 
 
 
 
あちこち撮影して楽しんだ。
 
(9:53)
お花を見ながら歩きやすい登山道を歩いていると
シロヤシオの前で写真を撮ってあげたお姉さんたちから「こっちが山頂よ~。」と呼んでいただいた。
メインの登山道(に見える)からちょっと外れた所にあった。
天子ヶ岳山頂と~ちゃく!
更に少し先まで歩くと、
 
広場のような場所の先に富士山展望所。
 
広場はこのような感じ。
時間は早かったがここでお昼ご飯をいただき下山する。
 
帰路はピストンで。
シロヤシオとビッシリ着いたアシタカツツジのツボミが気になる。
 
帰りもシロヤシオを確認しながら。
 
再び長者ヶ岳山頂。(11:15)
順光になり富士山の山肌が良く見えるようになった。
 
時間が早かったので長者ヶ岳山頂から天狗岳の方へ歩いてみた。
30分進んで戻ってこようと決めて行ったので天狗岳への1/3程しか進んでいない。
残念ながらシロヤシオは見られなかったが、歩きやすい尾根だった。
 
フデリンドウ?
三度長者ヶ岳山頂に戻り本当に下山する。
 
フモトスミレ
 
ユキザサつぼみ
 
そして麓から2番目のベンチの展望所。
ここはちょうどアシタカツツジ?とヤマツツジ?が咲いており、
麓の田貫湖も見えて本当に良い展望。
富士山も順光で麓から山頂まですっかり良く見える。
 
これを見られてこの日は良かったかな、と。
 
駿河湾も見えるがぼんやり。 またいずれ見に来ることにしよう。
 
13:42 に下山。
田貫湖越しの富士山を見て、やはりさっさと帰宅することにした。
 
朝霧高原に牛さんがいたので写真だけ。
 
登ってきた天子ヶ岳は一番左のピーク、その右隣りが長者ヶ岳。
 
 この時間でも帰りの中央高速道路は少し渋滞したが、天子山地にもようやく登りに来ることができ、良い天気の中シロヤシオやアシタカツツジも楽しむことができて大変充実の一日だった。 牧場や牧草地が広がる朝霧高原の景色も素敵だったので、白糸の滝、そして富士宮焼きそばなども合わせ、また空いていそうな時期にきっと来ようと思う。
 
コメント (2)
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