2018年8月26日(日)
奥日光 戦場ヶ原より太郎山、小真名子山、大真名子山
戦場ヶ原でプチハイキングを楽しみ、11時前に赤沼に戻ると駐車場には「満車」の文字が。 おぉ。 夏休み最後の日曜日、やっぱりみんなお出かけなんだねぇ。 と思いながらいろは坂を下りました。 清滝の町に入り、さて世界遺産の駐車場はどうかな、と思いながら走っていくと、田母沢御用邸あたりから車はのろのろ運転。 西参道の駐車場は満車。 その先神橋の交差点では霧降の方に向けて東照宮、輪王寺の駐車場待ちの車が既に列をなしている。 辛うじて神橋を渋滞なく駅方面に曲がることはできましたが、駅から世界遺産に向けては既に車がぎっちり。
これは駅に娘たちを置いてから世界遺産方向に戻るのは困難だなぁ。 有料に乗って清滝に戻ってからお土産屋さんの駐車場に入れる? けど、そこから母を歩かせるのは無理だろうなぁ。。。駅で車を寄せて娘たちを降ろしてから、姉が一言。 「今日は世界遺産はやめよう。」「そだねー。」
で、この後どうする?、の家族会議。 姉は大谷資料館、足尾銅山の名を挙げた。 おぉ~! 大谷資料館は母が歩けないから無理だけど、足尾銅山ならトロッコ電車に乗れていいんじゃない? 足尾に向かう前に姉が行きたがっていた裏見の滝にも寄ってみよう!
時刻は12時前でお腹も空いた。 ごった返している日光の町中には戻りたくないので、有料に乗る前にセブンで何か買って裏見の滝の四阿屋で食べるのはどう?、ということになったのだが、セブンに入ると進行方向にむつみ庵さん(日本蕎麦)とMATITA(マティータ)さん(イタリアン)が見えた。 幸い空いていそうだ。 で、生パスタのマティータさんへ。 ここ行ってみたかったところ。 もちもちパスタが美味しかったですよ~。
で、裏見の滝へは渋滞もなく到着。 車を降りて「はっ!」とする。
「こんなに登るのだっけ!?」
平らな戦場ヶ原で途中ストップした母にはきつすぎた。 失敗したなぁ。。。と思っていたら。
なんだか母覚醒! 登ってる!w 途中から私と甥の腕につかまり、休み休み。
「もうやめる。」といつ言うかと思っていたら。
平らな所まで来た。 すばらしぃ~! 母、よくやった!\(^o^)/
滝が見えるようになる最後のカーブを曲がると空気がスゥ~ッと冷たくなった。
本当にガラッと驚くほど温度が変わる!
そして川を越える橋まで来ると、
この景色! 母は「ここまでで良い。」と言うので、甥が担いできた折り畳みイスを広げ、
橋の端でw座って休憩。 景色も良く空気も冷たくて気持ち良かったでしょう。
もう少し階段を上がればこの景色だったのだけど。
こちらも幾筋も流れる滝が素晴らしい。
市街地からほんの少しの所でこれだけの景色はうらやましい限りです。
帰りの下りが心配だ、と言っていた母ですが、
二人の甥にガードされながら、割と軽やかに下りました。
そして、日足トンネルを越え足尾に向かいます!
足尾銅山観光をして、わたらせ渓谷鐵道、草木湖などを見ていれば関越道の渋滞も避けられる、と良いのだけど。
来ました~。 「足尾銅山観光」 ここで再び問題が。
足尾銅山の坑道はずっとトロッコ電車で見られるのかと思っていましたが、
途中から坑道を歩くことがわかり。 母は食堂で待っていることにしました。 ごめんね~。
トロッコ電車に乗ってゆきます。
ちょびっと走ったら、もう降りるの?
ここで先頭の列車を切り離し、右の電車に連結します。
私たちが乗っているトロッコ電車はそのまま暗い通洞坑に入っていきます。
自走できるのに何で先頭の列車がついていたんだろう?
通洞坑に入り2分程走ったらすぐに到着です。
坑道内はものすごくひんやりしているので、夏にはお勧めです。
ここからは歩いて坑道を見学します。
この最初に走ってきた坑道の線路は、銅山が現役の時代は6.5kmも奥に伸びていました。
画像が不鮮明でわかりにくいのですが、オレンジ色、緑色の線は全て鉱石採集のための坑道。
図ではわかりにくいですが、一つの坑道からさらに竪穴を掘り上下に、そしてそこからさらに左右に、
という具合に拡張していった坑道ですので、線路の坑道を起点に上に600m、下に540mもの高低差を持っています。
そして中央の三角は備前立山山頂です。
ということは、備前立山は山全体がアリの巣のような坑道でくり抜かれているのですね。
いやぁ~、ビックリしました。
坑道内には江戸時代から、
昭和の時代の採掘の様子を人形と音声とで伝えています。
中には「爆弾や機械を使って、掘るのは簡単になったが、ほこりを吸い込んで身体の調子が悪い。」
というような会話もありました。 この暗い中での作業だけでも身体に悪そうですが、
実際命がけの、大変な作業だったことでしょう。
更には日本で初めての公害問題と言われる「足尾銅山鉱毒事件」につながってゆくのですが、
寛永通宝の頃から貴重だった銅や鉱石採取の歴史は、その後人間の営利だけを追求するのではなく、
自然との共存を考える一歩ともなったのでしょう。
足尾銅山観光施設を見終わって 16:00ごろ。
この後のことを考えて、結局ふたたび日光に戻ることにしました。
日光と足尾って結構近いとわかったことも今回の収穫。
姉の長男を東武日光駅に送りに行くと、駅となりの駐車場が空いていたので車を停めて駅付近をブラブラ。
いただきましたよ~。 さかえやさんのあげゆばまんじゅう。
これも山登りで来ていたら、そうそういただけませんからね。
その後、ゆりんさんで温泉に浸かる前にキスゲ平で天空回廊の階段と秋のお花を見ましょうか、と。
勢いで登るかと思いきや、誰も行かなかった。(^^;)
けど、高い所から見る夕暮れ時の日光もいいでしょ。
夕飯はいつもどおり安定の翠園さんでいただき、みんな満腹、満足で帰路に着きました。 楽しかった2日間はあっという間に過ぎ、もっと見せたかった場所もたくさんあって、「また是非日光に一緒に行きたいなぁ~。」とは思いますが、このメンバーで行くのはもうそんなに簡単なことではありません。 まぁ、でも。 またそのうちに計画しましょう。