2018年12月26日(水)
天覚山(445m)から望む奥多摩の山々
左奥に大岳山、中央に御前山、御前山の右裾奥に三頭山。
新年早々、古記事ですみません。 本年もいつも通りの進行状況で行かせていただきます。(^^;)
2学期が12月21日(金)で終了。 翌日からは三連休の方も多かったことでしょう。 しかもクリスマス。 なのですが私は年末までゴチャゴチャと仕事、その他があり 12/25 か 12/26は山に行きたいなぁ~、と思っていました。
忙しいさなか、あまり遠くに行く気力もなく、かと言って不満の残る歩き方でも面白くないし。 どこがいいかと考えている中、先日DLしたヤマスタのイベントを思い出しました。 「奥武蔵全山縦走」というものですが「天覧山、大高山、子ノ権現、伊豆ヶ岳、武甲山」のスタンプを集めるイベントです。 が、大高山ってどこ? 地図を見ても名前が出てこずわかりにくい。 調べると天覧山から伊豆ヶ岳(または武甲山)まで縦走する「飯能アルプス」の中の一座らしい。 「ヤマノススメ」愛読者の方々には良く知られた聖地のひとつみたいです。
縦走するにはかなりの距離で、私では一回では無理なので、とりあえず「吾野駅から大高山まで登ってみるか」と思ったのですが、大高山の標高は 493m。 いくら何でもそれ一座ではと思い、天覧山まで歩いてみることにしました。 それでもレコを調べてみると「思った以上にきつい」という言葉があちこちに。 西武線沿線の山はどこも最寄りの駅に下りられるので、きつくなったら下山して電車で帰るという手もあります。 「標高は高くないのだし、距離も15㎞くらいだから良いだろう」と「飯能アルプス(の一部)」に決定。 天覧山まで歩ければスタンプ2つもらえるしね。
どこでストップしてもOK、とは言うもののやっぱり予定したコースを歩き通したい気持ちはあり、早目出発。 飯能駅に車を置き、電車で吾野駅へ。 飯能発 7:13 → 吾野着 7:38。 身支度を済ませ 7:50頃の出発です。
駅近くの霊園の脇を上がり、いきなりの急登。
足元には出発した駅、正面のには以前日和田山から顔振峠まで歩いた山並み。
まだ黄葉の葉がたくさん見られました。 全路通して杉植林地が多く、冬なので一層地味な感じ。
急坂を登ると激下り。 この日はこの繰り返しです。(^-^;
登って下って登って、と何度か繰り返すと、
大高山山頂に到着~!(493m、9:37)
予報では天気はあまり良くなく、気温も低く出ていたのですが、
登り下りを経て上着はまったく必要なし。 ニット帽も暑いくらいでした。
展望は木々で遮られ写真にはしにくいのですが、
丹沢から奥多摩の山々まで、よく見ることができました。
大高山のヤマスタもゲットし、天覧山まで頑張るぞ~!、と。
途中まだ紅葉の鮮やかな木々や
立派な天然木なども見ながら進みます。
アップダウンは
延々と続きます。
そして天覚山。(445m、11:12)
いつの間にか陽射しと青空が出てきて、なおさら暖かくなってきました。
ここまでに2人くらいの人にしか会っていません。
天覚山は南側は木々が低く、展望が良いです。 トップの写真もここからのもの。
この写真は一番奥に丹沢の山々。 手前には高尾山、陣馬山あたりも見えているはず。
トップの写真より少し右手をアップ。
写真左端ふたつ並んで頭を出している左が黒山、右が本仁田山。 その右隣りに高いのが川苔山。 さらに右の方に尖っているのが蕎麦粒山だそうです。
飯能方面。 左の山並みの奥まで歩いてゆく感じです。
天覚山を離れ少し下ると鉄塔がありました。 そこから少し北側の展望が開けたので一枚。
どこがどこやらあまりわからないのですが、北側の景色が開ける所はここしかなかったので。
さらにアップダウンを繰り返し、ゴルフ場の脇に出ました。
奥に大岳山が見えます。 人がいないように見えますが、プレイしている人の声が良く聞こえます。
林床にアセビ。 細かなアップダウンではありますが、そろそろイヤになってきました。
いくつかの分岐、祠のある久須美山を越え、久須美ケルンまで来ました。
ここまで来ると飯能の市街地まであと一息!
飯能の山沿いに作られた住宅地の脇を通り抜けどんどん下山。
奥には飯能市南側にある加治丘陵あたりも良く見えます。
住宅の本当に庭先を通り抜けるような場所もあります。 奥には日和田山が見えます。
しかしこの辺に来ていったん一般道に出ると、再び多峯主山への登山道へ入ってゆく気力が無くなりました。
トイレにも行きたいし、コーヒーも飲みたくなったし。 この先飯能駅までもまだかなり歩きます。
なので、もう山に入るのはヤメにして一般道を歩きコンビニで休憩することにしました。
向こうに見える山が多峯主山~天覧山に続く山並みです。
運よくすぐにセブンイレブンを見つけましたが、その近くにはなんと飯能名物四里餅 大里屋本店さん。 ここにあったとは!
これ、美味しいんですよ~! 頂き物でしか食べたことが無かったのですが、大好き!w
母の分もお土産に買って、私はセブンでカフェラテ買って、四里餅をいただきながら休憩。
すると、あら不思議。 せめて天覧山には登りましょうという気になりました。
多峯主山も天覧山もこの通り沿いに登山口はたくさんあります。
なので以前来た時に目を着けていた登山口から天覧山へ。 しかし、最後の登りはきつい、きつい。w
で、到着しました~。 天覧山 (195m、15:26)
最後は少し手抜きでしたが、なんとか最後の一座にたどり着きました。
ここから更に西武線飯能駅近くの駐車場まで歩いてゴール。
駐車場ではたまたま工事をしていて、この日は無料でいいって! 年末にラッキ~!!\(^o^)/
と言うことで。 ヤマスタは大高山、天覧山の2スタンプゲット!
それ以外の山はまたそれぞれ登る機会がありそうですから、2019年のお楽しみにしておきましょう。
今回このルートで活動距離15キロ弱。 以前伊豆ヶ岳から子ノ権現まで歩いたときには14キロ弱。 子ノ権現~大高山間の距離を抜いても、合わせておおよそ29キロですから、飯能アルプスは相当大変な距離になります。 ましてや武甲山からは一般人ではとてもじゃないけど一日では無理な話でしょう。 また逆ルートで飯能から登った場合には更にきついものになるはずです。
以前日和田山から顔振峠を歩いた西武線北側の山々を縦走するルートに比べると、アップダウンの厳しさは断然今回のルートの方が厳しいと思いました。 そのため冬場のトレーニングとして利用する方も多いようです。 今回冬場で花もないため、私も久しぶりにもくもくと歩くことができました。
トレイルはしっかりしており問題ないのですが、北側のルートはあちこちにお寺や神社、お店、トイレがあり、ゆっくり安心して利用できるのは北側の縦走路かなぁ、と言う気がしました。 これは個人的な感想です。
奥多摩も奥武蔵も近くだし、標高の低い山が多いので歳をとってから登ればいいや、と思っていたのですが、そう甘いものではないことがわかってきました。 近いだけに時間ができたときにはさっと出かけたい所です! しかし案外事故も多かったりするので、日頃から下調べや準備は良くしておく必要があるな、と再確認しました。