
2020年7月13日(月)
前週、東京都の感染者数に愕然とし奥多摩に向かったのだが、その後日々増える感染者数に再度緊急事態宣言が発令されるわけでもなく、TVなどでは検査数が増えた結果、さして慌てることでもないような解説。 国は Go To キャンペーンを進めるようだし、小池都知事は「不要不急の外出は避けて」とおっしゃるが、出かけていいの? 悪いの? そりゃ、出かけない方が良いのだろうが、今週は気持ちが煮え切らず長野県へ出かけることにした。 これが都外最後の夏山にもなりかねない。
午後3時ごろから雨が降るような予報の四阿山~根子岳。 私の脚ではなるべく早く到着しないと降雨前に花を撮りながら2座回ることはできない。 早朝から出かけてゆき、6:45には歩き始めた。

到着時には後立山連峰がずらりと並んでいた。
壮観だ。 あそこに行ける人たちがうらやましい。

この日登る四阿山~根子岳は午前中少しは陽が出るような予報だったが。。。
前回初めてこのコースを登ったのが4年前の秋口。
2座合わせて10キロ弱なのだが、4年前でも四阿山までは随分登り、距離も長い印象だった。
今回バテずに登ることができるだろうか。

この日一番たくさん咲いていたウツボグサ。

大明神沢渡渉。 この日は根子岳から回ろうかという気持ちもあったが、
万が一予想外の雨が降り、帰路で川を渡れないと困るのでやはり四阿山を先にした。

テガタチドリの向こうは中四阿。
テガタチドリやハクサンチドリがたくさん咲いていた。
今回もだいぶきつい感じはあったが、何とか歩けている。

なだらかに見えてもアップダウンの繰り返しを経て、ようやく四阿山長野側山頂に到着。(10:55)
まずはここまで来れて良かった。

群馬県側の山頂に行き、お参りをしてから根子岳が雲から出てこないかと待ってみた。
少し風があったので下の分岐でお昼にしようと思っていたが、食べながら待つことにした。
根子岳は雲から出てこなかったが、YAMAPで知り合いの方が通りがかった。
後から知ったので声も掛けなかったが。。。今時期「こんにちは」も言いにくい。

昼食を終え分岐から根子岳への激下りを行く。
このところの雨でトレイルは全体的に湿っぽいし、ひどいぬかるみもあった。
慎重に下りるがとても長く非常に疲れる。
ようやく鞍部まで来て開けると根子岳への斜面が見えた。 今か。w

根子岳山頂手前の岩場まで来た。
木のないこの稜線はさすがに風が強い。
笹原だけに見えるこのトレイルにもテガタチドリ、ニガナなどが咲いている。

根子岳山頂到着。(13:40)

あとは下るだけ。
雨が降り出す前に下山できるかなと思ったが、14:00過ぎから降り出した。
それ程強い雨ではなかったが、充分に撮影したのでカメラはザックにしまい、
レインウェアは上だけ羽織った。
この後はこの日撮影したお花を。

クルマユリ

グンバイヅル
ミヤマクワガタやテングクワガタとよく似ていてパッと見ではよくわからない。

ベニバナイチヤクソウ
あちこちで大変よく咲いていた。



クモマニガナ?

シロバナニガナ

テガタチドリ

ハクサンチドリ

オノエラン

ホソバノキソチドリ

ウラジロヨウラク

ササの花がたくさん咲いていた。
60~120年に一度咲き、結実後には枯れてしまうらしい。
凶兆であると言われているが。。。確かに悪いこと起きている。

楽しみにしていたリンネソウ。
終盤だったが、見られて良かった。



シュロソウ

ハクサンフウロ
四阿山の方ではあまり見かけなかったが、
根子岳麓付近にはたくさん咲きだしていた。
早朝に家を出たので大変だったが、朝には素晴らしい景色を拝め、たくさんの花々に会い撮影出来て本当に良かった。 行った甲斐があったというもの。 何より2座完歩できて良かった。