2020年7月2日(木)
前回三頭山に登ったことで三頭山、都民の森付近でヤワタソウが見られることを知った。 6/13にはHPで開花宣言が出ており、もう遅いかと思ったが、管理事務所に電話で問い合わせるとまだ見られますとのこと。 7/2(木)は久しぶりに天気が良さそうだし日中は時間が取れる。 来季にでもと思っていたが善は急げだ。
到着後、まずは森林館の管理事務所へ。 ヤワタソウは近年シカの食害で壊滅的な状態になったようだ。 そこでネットを張り保護している場所があるのでそこへの行き方などを伺うとともに、その他の植物の情報などもいただいた。
ちなみにヤワタソウの保護区は、上写真軽トラの左に看板、そこから左上に向かって手すりが見えるが、そこを登ったすぐ先にある。 公園の案内図には載っていないトレイルなので、わかりにくければ管理事務所の指導員さんに伺うと良い。
木曜日は夜には仕事があるのでなるべく手身近にとは思っていたが、
できれば三頭山山頂まで登りたい気持ちもあった。
が、思った以上に植物に巡り合うことができ、
あっさりピークハントはまた今度、という気持ちになった。
雨の日が多い今年だが、渡渉には問題なかった。
美しい流れを見ながら、展望所で休憩したり、お昼ご飯を食べたりして、
充実したひと時を過ごすことができた。
ここからはこの日見られた花などを。
まずはヤワタソウ。 根生葉がとても大きく特徴的。
花はクリーム色でやや下向きにいくつかまとまって咲く。
上の方の花は既に散ってしまって萼だけが残っている。
「本州中部地方以北に分布。山地の谷沿いの陰湿地に生える、高さ40〜60cmの多年草。
花期は5〜7月。ワタナベソウとともに日本特産の2種だけのワタナベソウ属となる。」
ということだ。
ギンバイソウはまだツボミ。
クモキリソウ
栂池の物と比べると、こちらは緑一色。
オオトラフコガネ(らしい)
昆虫の写真を撮りに来ている人も多い。
この時期珍しいシジミチョウが見られるそうだ。
キヨスミウツボ
葉を落とさないタイプのオトシブミ?
歩いているとネットの無い所にヤワタソウを発見。
ハコネラン
今回はコアジサイには遅かった。
が、このくらいでも良い香りがあたりに漂う。
ジガバチソウ
これが一日休みの日だったらなぁ~、と後ろ髪を引かれながら家路につく。 けれどこの日時間が取れて本当に良かった!