out of curiosity #3

ブログを始めて14年目。
カメラを抱えて世界中の山に出没したい~!

チャレンジ鷹ノ巣山

2021-03-06 20:55:47 | 山登り in 東京都
2021年3月1日(月)
鷹ノ巣山から望む富士山~小金沢連嶺~大菩薩嶺
 
 長く続いた東京都内の山登りも今回が一区切りになるだろう、と言う気持ちで私にとってはラスボス級の鷹ノ巣山に挑戦してきた。 結局のところあと2週間は都内の山を登れる猶予期間を与えていただいた訳だが。 なんだかこれもいつまで続くんだか。。。┐(´∀`)┌
 
 できればもう少し早く、稜線に雪が残っている頃に行ってみたい気持ちもあったのだが、その頃はまだ日の入り時刻が早く不安があった。 今回日の入りが 17:00を過ぎ、7:00出発でも16:00まで9時間。 これなら行けるかな、まぁダメなら途中撤退だ、と言う気持ちで臨んできた。 人様のレポを拝見すると活動距離は 15キロ以上、上り 1,600mくらいな感じ。 普段歩かないような数字だ。 途中撤退だと思っても、実際の所石尾根近くの稜線まで登らないと樹林帯を黙々と歩くのみで終わってしまいそう。 それはちょっとなぁ。。。
 
奥多摩湖、小河内ダムサイトの入り口にある水根駐車場。(7:20)
トイレはダムの方まで上がってゆかなくてはいけないが、広くて良い駐車場だ。
7時前には出発したかったのに、やはり奥多摩湖まで来ると時間がかかる。
 
舗装路をキャンプ場の方まで上がってゆく。
途中民家の庭先に入ってゆくような路地に入り、更に畑の中を上ってゆくような感じ。
けれど道標があるので間違いない。
 
登り切ると向こうに見えるのは御前山かと思ったら手前の惣岳山だそう。
 
集落を越えると登山道は水根沢に沿って登ってゆく。
時折このような木橋を越えてゆく。 ここにはワサビ田があった様な棚田が見えた。
 
六石山麓の斜面をトラバースするように歩いてゆくが、
左側がもっと深く切れ落ちていたり、トレイルが狭くなっていたり、
落ち葉が積もっていたりで慎重に歩く必要がある。
さほど激しく登らないが、このような道を1時間半ほど歩くと500mほど標高を上げていたようだ。
 
特に花も咲いておらず単調な感じではあったが、
時折沢に近づく所もあり、きれいな流れを見ることもできる。
 
登山届のコンパスで「木橋」、YAMAPの地図でもポイントとなっている場所までキャンプ場近くから1時間50分、
を目安に歩いていたがこの辺りで「まだかなぁ。」「あの向こうの尾根が石尾根かなぁ。まだ遠いなぁ」
と思っていた。
 
9:02
木橋はいくつもありここまでいずれも違っていたが、
「この木橋こそそうかな。」と思ってYAMAP地図を見たら既に過ぎていた。
GPSがずれたか、既にその「木橋」はないのか?
とりあえずCTより速く歩けているらしい。
 
この木橋を越えると鷹ノ巣山側への急斜面を登り始める。
斜面は急になり、CTではあと2時間半くらいかかりそう。
ここからが辛いかな。
 
急斜面を登り1時間半ほど。(10:25)
楽ではなかったが、あと少しで石尾根という分岐まで来た。
ここまで来ると樹間越しではあるが景色が開ける。 一度倒木に腰かけゆっくりおやつ休憩。
 
晴れてはいたが薄雲や、空の低い位置は白っぽかったこの日。
遠くの山は見えないかと思っていたが、南アルプスの山々が見えた!
 
さぁ、石尾根までもうすぐだ! 左奥には既に鷹ノ巣山の姿が!
 
写真右上のラインが石尾根。 歩いているのが石尾根の巻き道。
以前雲取山に登った帰りに少し石尾根を歩いたが、こんな風に木が覆いかぶさったトレイルあったな。
 
おぉ! 富士山も見えた!
 
そして巻き道から鷹ノ巣山山頂に向かう石尾根本線?に上がる。
 
あと少しだ~!!
この広々とした防火帯が特徴的。
 
高い木々がなくなると素晴らしい見晴らし。
鷹ノ巣山の左、低い所に石尾根次のピーク日影名栗山。
 
写真右の日影名栗山~大菩薩嶺~小金沢連嶺。
 
日影名栗山と大菩薩嶺の間をアップにすると
薄いながらも南アルプスの山々。
左から白峰三山。 少し離れて白いのが仙丈ケ岳。
北岳手前に鳳凰三山。 仙丈ケ岳から少し離れた右の方に甲斐駒ヶ岳。
あ~、久しぶりに見たな~。
 
一番左手前に大菩薩嶺、右奥に悪沢岳、塩見岳、白峰三山
 
富士山~大菩薩嶺
富士山の右足元が三つ峠山、その右手前が雁ヶ腹摺山。
 
さて、この急斜面を登って早く山頂に行こう。
 
鷹ノ巣山山頂と~ちゃ~く! (11:35)
登れた~! 良かった~!
 
記念撮影。
これでYAPAP「奥多摩ハイカー」バッジ get!
 
富士山アップ。
富士山左足元は杓子山だそう。
手前山頂の小さな白い建物は大寺山の仏舎利塔。
 
富士山から左方向には丹沢の山々。
手前中央には三頭山。
 
左奥から大岳山、御前山、三頭山。
一番奥に丹沢山塊。
 
山頂から少し西の方に下りてみたが、木々で隠れてしまう。
左端が日影名栗山、奥に飛龍山、中央に雲取山。
雲取山右奥に白石山、その右手前に白岩山。(芋木ノドッケではないのかな?)
 
更に埼玉方面の山々の背後には浅間山。
 
もう一度南東側。
中央の大岳山より左には御岳山奥ノ院、御岳山、日の出山など。
返す返すも青空で晴れ渡っていたら素晴らしい景色だっただろう。
けど、山頂に立つことができ、これだけ見ることができたのだから満足。
 
山頂でお昼ご飯を頂き、小一時間過ごしてしまったようだ。
下山も長旅。 慎重に。
 
下りでは東方向、やはり木々に隠れるが川苔山と本仁田山。
 
春の花は見られなかったが、準備は進んでいるようだ。
 
葉っぱがハート?
 
もくもくと歩き、振り返ると尾根はずいぶん遠くになった。
 
民家のある辺りまで戻ると、朝つぼみだったフクジュソウが咲いていた。
 
 
 
奥多摩湖 小河内ダム
 
 細いトレイルや、途中近くの斜面が崩落するのを見たりしてドキッとすることもあったが、無事に16:00前に到着することができた。 YAMAPを振り返ると 1,725mも上ったことになっていた。 本当かな? 他の人のレポを見てもこれほどとは考えにくいのだけど。。。 そして先日 1,280m上った大岳山と比べても、疲労度は低かった。 実際のことはよくわからないが、とりあえず登りたかった鷹ノ巣山に登れ、YAMAPバッジをゲットできてうれしい。 そして久しぶりに南アルプスの山々を望めたこともとてもうれしかった。 できることなら早く近くに行きたいという気持ちが沸々と湧いてきた。 でも、もうしばらくは我慢だな。
コメント
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