out of curiosity #3

ブログを始めて14年目。
カメラを抱えて世界中の山に出没したい~!

とうとう浅間山(前掛山)に登る

2021-12-04 23:36:30 | 山登り in 長野県
2021年11月29日(月)
浅間山第一外輪山の向こうに水の登山、篭ノ登山、烏帽子岳、湯ノ丸山。
その向こうに北アルプスの山々。
 
 浅間山の噴火警戒レベルが1のうちに前掛山に登りたいと思っていた。 ところがこの2年間は草すべりのアサマコザクラも、金色に黄葉したカラマツも見に行けなかった。 ちょっと前の新型コロナウイルスまん延時には、もう前掛山には登れないのでは、と思っていた程。 幸いにも10月に緊急事態宣言解除。 浅間山も登山の視野に入れていたが、他の山に登ったりしている間にカラマツの黄葉も終わってしまったようだし、雪も降ったようだし、何より見るたびに爆風予報。
 そもそも前掛山まで登るなら、前泊、早朝出発、と考えていたので二の足を踏んでいた。 ところが 11/29はどうやら風が弱まる気配。 11/28に前泊はできない。 が、この日を逃すともう本格的に雪が降るだろう、と思い3時起きで行ってきた。 この仕事の忙しい時期に。
 
朝6時過ぎに浅間山荘に到着。 支度をしていると八ヶ岳方面の空が紅く焼けてきた。
晴れ予報だったのだが、雲が多い。 6:40頃出発。
 
山荘隣の大きな鳥居をくぐり林道のようなトレイルを歩いてゆく。
途中橋を越えると川が赤い。 そう言えば浅間山荘(天狗温泉)のお湯は赤いらしい。
30分ほど歩いて一の鳥居。
 
鳥居を越したらこの橋。
日影の為か雪が多く川も凍っている。
 
7:36
二の鳥居到着。 CTより少し速めに歩けている。
ここまではなだらかな登りだった。この先段々急になってくるようだ。
汗をかかないように上着のレインウェアを脱いだ。
 
すごく急登と言うわけではないが、標高が上がり第一外輪山に近づいてきたことを感じる。
 
右の崖が牙山(ぎっぱ)の端かな。
 
槍ヶ鞘やトーミの頭はどこ?
 
行手に浅間山が見えてきた!
 
ここで赤い川床の川沿いを少し歩き、その先で渡渉する。
この辺り硫黄のにおいを感じる。
 
渡渉箇所で霜のついた草。
 
かわいい。 フロストフラワーみたいだ。
こういう物が撮れる季節になり、撮りに来られるようになったんだなぁ、としみじみ。
 
火山館到着。( 8:38 )
トイレが使えるようだが、私は利用しなかった。
まだそれ程疲れも感じていなかったので先に進む。
 
草すべりへの分岐に到着。
 
草すべり方面。 以前こちらから来たことがある。
 
賽の河原分岐。 以前来た時はここにロープが張られていた。
今日はここから前掛山へ!
 
しばらくコメツガ?の樹林帯を歩くと、じきに背の低いカラマツ。
見晴らしが良くなってくる。
 
それ程の急登には見えないのに、きつくなってくる。
雪のせい? 標高のせい? 体重のせいかな。w
第一外輪山が屏風のように立ちはだかる。
 
外輪山の途切れる端の方には岩菅山が見えてきた。
 
ゆっくりだが標高が上がるとこんなに開けてきた。
左奥、四阿山から草津方面の山々。
 
そして第一外輪山の向こうに北アルプスが!
雲が多いので見えないかと思ったが、うれしい!
 
ゆっくり休み休み登ってようやく第二外輪山の稜線に出た。
カラマツも生えていない岩だけの斜面になってから、時々風が吹きつけてきた。
ここまで来るとさすがに外気も冷たいのだが、歩いているとあまり寒さは感じない。
が、止まって写真を撮っているととたんに寒くなってしまう。
斜面の途中から雪も多くなってきて登りにくさを感じたのでチェインスパイクを装着した。
寒くて冷たい冬支度の山の感覚もなんだか懐かしい感じだった。
 
あの一番高い所まで登ってゆく。
途中風も強くなって、大丈夫かなと、ここまで来て心配になる。
 
が、展望は素晴らしかった!
止まると寒いのだが、何度も止まってしまう。
 
第一外輪山の崖もすごいが、第二外輪山の壁も迫力だ。
 
ここまで来ると北アルプスも余裕で見晴らせるようになり、
手前には水ノ登山、篭ノ登山、烏帽子岳、湯ノ丸山も望めるようになった。
そうだそうだ、あそこにあるよね~!、と面白い。
 
登ってきた浅間山荘方面。
手前左に牙山と剣ヶ峰。 麓に見える街は小諸市かな。
 
剣ヶ峰の奥には八ヶ岳。
八ケ岳の中央辺りに顔を出しているのは仙丈ケ岳らしい。
 
ようやく来た。 前掛山山頂と~ちゃく! ( 11:04 )
 
釜山は大きすぎて入りきらない。
 
右に八ヶ岳、左に奥秩父の山々。
 
金峰山の奥には富士山も見えた。
 
ゆっくり腰を下ろし、コーヒでも飲みながら眺めていたい景色だが、
時折吹く風はやはり強く冷たい。 写真もたくさん撮ったのですっかり冷えてしまった。
撮るだけ撮ってスタコラと退散した。 もっと味わっていたかったが。
 
でもやっぱり立ち止まる。
 
ようやくホッとしてきたあたり。
ジャケットを着たがそれでも寒かったので、
草すべりの分岐で座ることなくパンを食べ水筒のお湯を飲んだ。
火山館まで行けばベンチがあった。
 
時折強い風が吹いたり、山頂付近はやはり寒かったが、
爆風ではなかったし、良いコンディションだったのだと思う。
賽の河原分岐から先、岩や砂れきの斜面も雪のトレイルの方が歩きやすかったのかもしれない。
この日行くことにして良かった、楽しかった、と満足な気持ちで下山して行った。
 
下山時、二の鳥居からは不動滝を周った。
 
川床が赤い川は滝もこの色にしてしまうのか。
福島のイエローフォールみたいだ。
滝つぼ手前にできているのは氷筍? 面白い。
ここで氷結の滝を見られるとは感激だった。
 
無事14:30前に浅間山荘の駐車場にもどった。
 
浅間山荘への林道、工事、通行止めの日があるようだ。
 
 先日まで紅葉を見て、この週も紅葉の山に行くか迷っていたのだが、今季初めて冬支度をして、寒いな~、本当にもう冬なんだな~、などと思いながら念願かなって前掛山に登れたのは本当に楽しかった。 が、登る体力が本当に衰えている。 今も仕事が忙しく座りっぱなしの日が続き身体に良くないと思う日々。 けれど今の時期は仕方ないし。。。なんとか冬にアイゼンやスノーシューをつけて歩けるように維持してゆきたい。 年末になると毎年同じことを言っているなぁ。
 
コメント (2)
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