out of curiosity #3

ブログを始めて14年目。
カメラを抱えて世界中の山に出没したい~!

初秋 五竜岳から唐松岳へ  #4

2022-10-03 21:37:49 | 山登り in 長野県
2022年9月26日(月)
八方池から望む白馬三山
 
心配していた牛首付近の岩場を無事通過し、唐松岳頂上山荘に到着。
ゆっくりコーヒーブレイクをしてから唐松岳に向かう。
 
10:06
唐松岳には数回きているが、来るたびに具合が悪くなったりして、あまり良い成果を収めていない。
今回は五竜からの縦走、体調も天気も良く、最高のパフォーマンスだ。
 
ここからだと白馬三山は重なってしまいあまりよく見えないが、
近くまでやってくることができた。 あちらにもまた行きたいなぁ~。
 
人懐こいようなイワヒバリが数羽、トレイルを先導。
 
唐松岳山頂と~ちゃく! (10:23)
 荒々しい不帰ノ嶮からまだ雪の残る谷底。
奥には白馬鑓ヶ岳、奥に小蓮華山から栂池に続くなだらかな稜線。
 
西には写真左奥が毛勝山?、右奥には黒部川が注ぐ日本海。
 
南には出発した五竜岳が写真左端。 右に野口五郎岳、水晶岳、薬師岳、立山、剱岳など。
 
立山、剱岳
 
五竜岳、右肩背後に槍ヶ岳。
大展望を堪能したら下山する。 長い八方尾根もどれだけ時間がかかるかわからない。
 
唐松岳頂上山荘でトイレを借りて(300円)500mlの水(400円)を一本買う。
山の上でも山荘が開いていると便利でありがたい。
山荘の脇を通りトラバースして八方尾根を下るルートはもうずっと閉鎖だろうか。
山荘の裏の八方尾根最上部に登りそこから下って行くルートを初めて歩いた。
眺めは良いが登ってきたときには最後の胸突き八丁だろう。
 
不帰ノ嶮が良く見える。 最初に見た時にはその迫力にビックリしたものだ。
 
足元は悪いが、本当に良い眺めだ。
 
この奥辺りで以前のトレイルと合流する。
長い長い八方尾根の下山だ。
 
少し下り五竜岳から牛首辺りの稜線を振り返る。
牛首(右の大きなピーク)より左のデコボコの岩は全部乗り越えてきたと思う。
 
八方尾根もまだ緑が多かったが、色づいた木や草もあり、なかなか良い雰囲気。
 
真っ赤とは言えない、この位も良いではないか。
この先、丸山ケルンでお昼ご飯休憩。
 
この辺の脇にあれが咲いていたな、これも咲いていたな、
など思い出しながら、登るのが苦しかった八方尾根を楽しく下る。
 
扇雪渓はまだ雪が残っていた。 ずっと溶けないのかな。
周囲はナナカマドが多く、赤くなり始めた木も見える。
 
いくら八方尾根と言えど、この時期ではそれ程お花は見られず。
これはシシウド?
 
タカトウダイ? こんなに真っ赤に紅葉。
 
カライトソウ
 
タカトウダイなど早く紅葉する草が群生する斜面はとてもきれい。
 
ところどころきれいに色づいた木々も見られた。
 
歩いている斜面から振り返るというより横並びのようになった五竜岳。
その奥に鹿島槍ヶ岳も再び見えてきた。
雲がかかり、もう見納めかも、とありがとうの気持ちを込めシャッターを切る。
 
八方池が見えてきた。 いよいよ八方尾根も終盤だ。
 
八方池到着。(13:40)
なかなか良い色合い。
 
湖面は波立ち、鏡とは言えないが、充分良い眺め。
湖畔のテラスでしばし風景を眺め、またお花の時期に来たいなぁ、と思う。
 
2日間、本当に良い天気に恵まれ、良い時間を過ごさせていただいた。
 
14:50
八方池山荘に 14:50 前に到着し、ブルーベリーミックスソフトを頂いてからリフトに乗る。
山荘前のグラートクワッドリフトはそのまま乗車し、下車駅(黒菱平)でアダム八方駅までの料金を支払った。
さすがに八方池から八方池山荘前は、登山者、観光客と多くの人がいたが、
大混雑と言う程ではなく、快適に過ごすことができた。
アダム八方駅を出るとすぐの駐車場にタクシー乗り場があり、タクシーが待機していたので、それを利用した。
この時期八方駅⇔エスカルプラザのシャトルバスは土、日、祝日のみの様だ。
タクシーの運転手さんは良い人で話も面白く、料金 2,640円(かな?)は適正と思った。
 
 8月以降高い山に登っておらず、天気が悪かったりで低い山にもそれ程行けていなかったので、今回の縦走は自信の無い面もあったのだが、自信が無いのはいつもの事で。 遠見尾根から登り、まず五竜岳に登ってから様子を見て唐松岳に向かう、という行程は良かったように思う。 また、2021年4月に雪の遠見尾根を中遠見山まで歩いており、その先を五竜岳まで歩けたことは本当にうれしかった。 登るたび具合を悪くしていた唐松岳にも好調に登れてうれしかった。 五竜岳山頂直下の岩場や牛首の岩場には驚かされたが、初めての体験も良い経験となった。 無理のない程度に、また山小屋泊まりで高い山の稜線を歩けたら、と思う。
 
コメント (2)
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