out of curiosity #3

ブログを始めて14年目。
カメラを抱えて世界中の山に出没したい~!

御嶽山 田の原登山口から #2

2023-10-08 15:52:33 | 山登り in 長野県
2023年10月2日(月)
 
王滝頂上で一休みし、いよいよ八丁ダルミを歩く。
天気などによって閉鎖されることもあるようで、この日も強風で閉鎖されたらいやだなと思っていた。
九合目辺りから雲が出てきて風も強くなってきたが、ひどい強風ではない。
 
2014年の噴火災害の原因はこの八丁ダルミすぐ西側にある地獄谷の水蒸気爆発だった。
遮るものの無いこの八丁ダルミで多くの犠牲者が出た。
本年この八丁ダルミを通行可能にするにあたり、登山道整備の他、
王滝頂上避難施設やシェルターの設置などがあった。
 
剣ヶ峰の御嶽神社奥社へあとひといき。
 
息切れしながら階段を登り御嶽神社奥社に到着。 (10:10)
 
御嶽山山頂標識
 
山頂はこのような感じ。
 
山頂北側直下に一ノ池
 
一ノ池東側直下に二ノ池
二ノ池はかつてコバルトブルーの水をたたえ、日本一高所にある湖(2908m)であった。
が、2014年の噴火で火山灰が堆積してしまい消滅の危機にある。
水が無いわけではないので、なんとか再びコバルトブルーの湖が見られないものかと思う。
 
二ノ池湖畔には二ノ池山荘
かつての二ノ池本館を解体、新築オープンしている。
奥には手前に乗鞍岳、その奥に槍ヶ岳、穂高連峰、常念岳など、
左奥には黒部五郎岳、笠ヶ岳、立山、鷲羽岳、野口五郎岳、らしい。
雲が多くなってしまったが、絶景だ。
 
記念撮影。
もちろんヘルメット装着。
3067m。 登る時の息苦しさはあったが、無事到着。
 
レインウェア上着を着ていたがとても寒かったので、
撮影をしたらすぐに二ノ池方面に向かう。
ザレた斜面を下ってゆく。
 
少し湿った土の上を歩いてゆく。
 
二ノ池山荘到着。(10:59)
 
二ノ池の向こう、左奥が剣が峰。
 
二ノ池ヒュッテに向かう。
北側にはサイノ河原と摩利支天山。
 
草紅葉の向こうに二ノ池ヒュッテ。 (11:09)
こちらも二ノ池山荘新館を解体、新築してのオープン。
 
名物の担々麺は売り切れ。 
可愛いライチョウのTシャツが売り切れなのは知っていたけど(WEB販売)、
小屋に来たらもしかしてあるかも、と思ったけどやっぱりなかった。
 
小屋の近くの岩に座りお昼ご飯にした。
彩りよいサイノ河原と絶景の山々を見ながら。
寒かったのでダウンを着た。 陽が照ってくれたおかげで背中がポカポカしてきた。
三ノ池も見たかったが、この日はここで下山する。
 
剣ヶ峰は巻いて王滝山頂に戻る。 (12:04)
 
ここは良いが、場所によっては右斜面が切り立って上から岩が落ちてきそうな場所も。
 
この辺りで往路と合流。
 
少し高い所があり直接は見えないが、
向こうの地獄谷からは水蒸気が上がっている。
 
もう一度八丁ダルミと剣ヶ峰を振り返り、
王滝頂上から下山する。 (12:34)
 
美しい黄葉を目指して。
近く見える駐車場にはなかなか着かない。
 
ドウダンツツジ?の華やかな紅葉。
 
もう少しかな。(14:11)
この日周囲の山々は一日中良く見えていた。
ありがとう~!
この後 14:27 に無事下山。
車に到着した瞬間、いつも以上に無事下山できた喜びを感じた。
 
車で山を下り、往きには見えなかった御岳湖からの御嶽山。
この後御岳山VCの方お勧めの日帰り温泉、「代山温泉 せせらぎの四季」に寄って汗を流し、東京まで戻った。
 
 御嶽山登山は当初怖さが先に立つ所があったのだが、山に登るという事はいつも、どんな山でも危険と隣り合わせなのだという事を改めて考え直す良い機会になった。 どこに登るにもきちんと計画をたて、安全を考慮し、下山時には無事下山できたことをありがたいと思う謙虚な気持ちが無くてはいけない。 そんなことを思うとまた見えてくる景色も変わってくるような気がした。
 今回御嶽山は紅葉の走りを見ることができたが、花の時期も良いらしい。 ロープウェイの方から登り三ノ池周辺も回ってみたい、できたら小屋泊もいいだろう。 開田高原からの御嶽山も見てみたい。 また訪ねたいと思う。
 
コメント (2)
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御嶽山 田の原登山口から #1

2023-10-08 12:02:22 | 山登り in 長野県
2023年10月2日(月)
御嶽スキー場からの星景 (4:36)
 
 前日の登山口調べ&観光は雨~曇りの空だったが、10/2は予報通り晴れることを信じ 4:00に宿を出る。 日の出は 5:45頃であったがどこかで星景を撮りたいと思っていたので早目に出発。 だが、実際どこで星を撮るかは決まっていなかった。 前日の登山口調べで御嶽山を入れての星景を撮るには登山口しかないことは分かったが、登山口では御嶽山に近すぎて空を多く入れることができない。 空を多く入れるにはスキー場からなら中央アルプス木曽駒ケ岳などを入れ撮れそうだが、車を停められそうな場所が見つけられなかった。 前日はスキー場のカーブの多い細い道に少し苦労したので、とにかく早く出て、星は撮れなくても朝景くらいはきちんと撮りたいと思っていた。
 前日走っていたせいか、暗やみでもスキー場の道を案外スムーズに進むことができた。 更に良い場所に広めの路側帯を見つけ駐車できた。 そこで撮影したのが上写真。 下の方の光の筋は登山口に向かう車のヘッドライト。 平日なのにこの時間から数台上ってきた。
 
高い位置にオリオン座が見えたので縦構図で。
 
サッサと撮って登山口へ。
結局この日は 9/29の満月が少し欠け始めたとても明るい月が出ており、
しかも登山口に着くと御嶽山のすぐ左に見えたため、御嶽山と星 or 月、はボツ。
 
前日、田の原湿原散策で確認した展望台から中央アルプスの朝焼け。( 5:34)
背後に見えているのは南アルプス。 左端奥は奥秩父、北奥千丈岳あたり。
 
気温は低く、真っ赤に紅葉したクロマメノキ?の葉には霜が。
木道にも霜が降り、滑って転ばないようヒヤヒヤ。
それでも展望台とは反対側の散策路へ急いで移り。。。
 
御嶽山モルゲンロート (5:46)
寒かったがダウンを着るほどでもなく、天気予報の強風もなく、
やりたいことができて満足。
 
あとはしっかり登るのみ。(6:25)
本当に良い天気だ!
 
出だしは王滝頂上奥社遙拝所まではこのように歩きやすい平坦な道。
遙拝所の屋根が中央奥に見える。
 
斜面の黄葉も進んでいるようだ。
田の原口からの登山道は王滝頂上奥社までとにかくまっすぐなので、
この写真でも登山道が良くわかる。
 
30分ほど登ると大江権現。
明治10年以前、女性はここまでしか登ることができなかった。
遙拝所を過ぎると上る斜面が急になるが、この先更に急になってゆく。
 
「あかっぱげ」と呼ばれる所。
この辺りから見るカンバの黄葉が素晴らしかった。
 
登山道はよく整備されているが、そのうち岩々になってくる。
 
黄葉の美しい斜面。
 
南、奥に見える高い山は恵那山らしい。
 
八合目下の「金剛童子」と「中央不動」
岩々になり更に斜度もますが、どうも始めから息苦しくすぐにゼーゼーしてしまう。
登山口で既に標高 2,180m あり空気が薄いせいかと思っていたが、
どうも春や秋の始めは花粉や空気の温度差でこうなるのかもしれない、と思うこの頃。
ただ、周りの人たちも結構ゼーゼーしていた感じ。w
 
八合目石室到着。 (7:41)
とりあえず何かあるたびに目標になるし、その場で休んで息を整える。
体力や足腰の不調はないのが幸い。
 
次は九合目避難小屋に向けて歩くのだが、上の方に白く四角く見える所が避難小屋。
近く見えるので気持ち的には楽なのだが、これがなかなか到着しない。
 
立ち止まって息を整えながら少しずつ登ってゆく。
フ~、と振り返る。
出発地点も近くに見えるので「これしか上っていないのに。」と何だか微妙。
 
たくさんのシラタマノキの実。
 
ハイマツ斜面の向こう、南アルプスも良く見えるようになってきた。
高く見えるのは甲斐駒ヶ岳。 左奥には八ヶ岳。
 
九合目避難小屋到着。 (8:45)
朝早くから屋根の修理をされていた。
本当に遠くまで良く山が見える、と思っていると近くの人が「富士山だ。」と。
 
あら本当だ!
こんな感じ ↓
 
 
紅葉もナナカマドが7合目付近で色づいていたが、山の上はクロマメノキ?が真っ赤。
南アルプス、右奥には悪沢岳、赤石岳、光岳などが続く。
 
こちらも草紅葉の向こうに八ヶ岳連峰。
 
ようやく王滝頂上避難施設が見えてきた。
 
王滝頂上避難施設到着。(9:22)
避難小屋の前には素敵なベンチがいくつも置かれていたので八丁ダルミに備えここでおやつ休憩。
 
ここに座る際、ベストを着た指導員のような方がいたので座って休憩して良いのか尋ねた。
王滝頂上避難施設は、2014年の噴火の際王滝頂上山荘が被災し、その後取り壊しになった跡地に王滝村が作った防災施設だ。
噴火に備え外壁や屋根が強化され、施設全体で180名を収容できる施設になっている。
ヘルメットなども用意され(100個程度)、シーズン中にはパトロール員が常駐されている。
先ほどの方はパトロール員の方なのだな。
 
王滝頂上御嶽神社奥社
 
ここで参拝し、八丁ダルミを歩いて剣ヶ峰を目指す。
 
コメント
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