昨日、午前中の会議を終えた時点でも、艦載機の訓練が続いていました。 午後2時頃、大和市基地対策課に電話連絡し、「5日から続いている飛行訓練に関して、国から何か連絡が入っていますか」と問い合わせました。
基地対策課の担当者は、「6日付、神奈川新聞に訓練が延期された、と報道されていますが、まだ、国や米軍に確認していません。 これから確認します」との回答でした。
「神奈川新聞6日付」は、次のように報じていました。 「米海軍厚木基地(大和、綾瀬市)は5日、同日から硫黄島(東京都)で実施予定だった艦載機の離着陸訓練の開始が3日程度、遅れることを明らかにした。 理由については『運用上のスケジュールの変更』としている。 16日としていた訓練の終了も後ろにずれ込む見込みという」
大和市の基地対策課が、市議会議員に情報提供したのは、7日16時過ぎでした。 その内容は、硫黄島での訓練日程が、5月8日(木)~19日(月)、硫黄島における、「所用の訓練を実施できない場合」は厚木基地では、5月15日(木)~19日(月)10:00~22:00まで離着陸訓練を実施する、というものです。(岩国、三沢は16日~19日)
今回も持ち出されている、「運用上の理由」について、米海軍は詳細については一切明らかにしていません。 1月以来の空母G・Wの原子炉関連部分を含む修理が終了し、作戦・演習のために横須賀を出港する予定に合わせて、艦載機の離着陸訓練が計画実施されます。この際、「10日間ルール」が適用され、空母の出港が遅れると、艦載機の訓練期間もほぼ「自動的」に延期されることになっているようです。
空母G・Wは原子炉の燃料交換時期を来年に控えています。 また、軍事予算削減の中で、退役を検討されているといわれています。 「修理が不十分」なまま、軍事行動を優先させる米軍の動きが強く懸念されます。 こうした傾向は、艦載ヘリの墜落事故(昨年12月)毎年繰り返される艦載機の部品落下事故などにも関係していると考えられます。
それにしても、米軍の動向に関する政府の対応の「鈍感」さには怒りを感じます。 国民の安全を守ろうとする「誠意」がありません。
引き続き、事態の推移を厳しく監視し、対応を進めていきたいと思います。
こうした中で、11日には、国民平和大行進が、綾瀬、大和市を通過します。 18日は、「第26回かながわピースフェア=大和まつり」が大和駅東側プロムナードで行われます。 21日は、「第4次厚木基地爆音訴訟」が横浜地裁で判決を迎えます。
国会では、12日(月)午後、日本共産党の田村智子参院議員が、神奈川県下の米軍基地問題で質問します。 期待しています。