21日防衛省は、米軍普天間基地に配備されているMV-22オスプレイの機体の定期整備拠点を陸上自衛隊の木更津駐屯地(千葉県)に誘致すると発表しました。
「しんぶん赤旗」22日付は、このことについて、次のように報じました。
「同省は、陸自に導入を狙うオスプレイともあわせて、日米共通の整備拠点としたい考えで、実現すれば首都圏への飛来の常態化はさけられません。 同省によれば、外注による機体整備を2017年ごろから開始するため、米軍は近く入札を公示する予定。 国内企業が木更津駐屯地の格納庫を使って整備ができるよう、同省は今後手続きを進めるとしています」
「軍用機の共同整備拠点設置は、安倍内閣が4月に決定した武器輸出推進へ転換する『防衛装備移転3原則』を受けた動きです。 『米軍への修理等の役務提供』全般が解禁されたことで、装備品での日米軍事一体化を加速させるものです」
木更津では、明日25日、「整備拠点化反対」の県民集会が開かれます。 「厚木基地周辺住民の会」は同集会に連帯のメッセージを送りました。
また、26日に茨城県の航空自衛隊百里基地(小美玉市)で行われる航空観閲式で、米海兵隊のオスプレイ1機の展示が計画されています。 このことについては、日本共産党茨城県委員会は21日、橋本昌知事に対し、オスプレイの百里基地への飛来と展示の中止を求めるよう申し入れを行っています。
今日(24日)、25日、厚木基地周辺住民の会は、オスプレイの飛来・訓練監視行動を行います。