今日、発売の「週刊文春」(「2月11号」)には、次ような内容が記載されています。
「スポンサーが金を出して、一色氏に渡させて、甘利氏側を嵌めたというのです。 そのスポンサーの正体は古賀誠氏、小沢一郎氏、はたまた民主党だという説もおあるとか」(永田町関係者)
「一色氏はスポンサーの存在を一笑に付す。 原資は、S社の金及び私個人の金です。 正確に説明しましょう。 まずは、1200万円のうち、2013年8月20日に、大和事務所で清島氏に渡した500万円について。 これは、S社の金です。 この日、持参したのは1000万円でしたが、500万円を清島氏が返してきたため、計500万円分の領収書をS社の名前でもらいました」
「この500万円のそもそもの原資は、URから支払われた約2億2000万円の補償金だった。 8月6日にURと『物件移転契約書』を交わし、URから補償金の一部が8月20日に振り込まれた。 この日に金を引き出した私は、口利きのお礼を渡すべく、大和事務所に車で向かったのです。 渋滞して時間がかかり、イライラしたことを思い出します」
「このS社の500万円以外の原資はすべて一色氏の金だという」
また、「甘利氏は計100万円の現金授受について、〈14年2月4日にS社からの100万円の寄付金の記載がある〉と説明。 最初の50万円は〈舌癌騒動で入金が遅れた〉が、政治資金として適切に処理したと語った。 T社長(S社)はこの記載について、小誌に明確に否定していた」
「パーティ券を買ってくれ、とかなんだかんがカネを出しているけど、最初の50万円はあくまで一色さんの懐から出ているから、それはあり得ない。 (「献金として処理する』という言葉も)全然聞いていません」
「一色氏はこう締めくくる。 『2月4日付の100万円は私が渡した2度の50万円とは別に、S社が献金したものです。 甘利氏のこの説明もまた事実ではありません」と報じています。
そして、「これだけ多額の自腹を切って、一色氏にどれだけリターンがあるのか」
「URとS社の交渉がまとまれば、補償額の一定割合を『成功報酬』としてもらうことになっていました。 私にとって、甘利事務所に使った金は必要経費。 口利きがうまくいけば、つぎ込んだ数千万円をはるかに上回る報酬が入ってくるはずでしたから」
数千万円の「報酬」の原資には、どれだけの「補償金額」が想定されていたのでしょうか。
甘利前大臣をめぐる金銭授受疑惑の底知れない全容を徹底的に明らかにすることを求めていきたいと思います。
今日4日午後、日本共産党の志位和夫委員長が衆院予算委の基本的質疑に立ちます。 限られた時間の中で、どこまで真相に迫れるか。 安倍首相の任命責任にどこまで迫れるか。 期待しています。
2月13日(土)午後2時から、小池晃副委員長・参議院議員を大和駅前に迎えて、甘利前大臣の金銭授受疑惑問題についての国会報告集会を開催します。 13区内のみなさんをはじめ、多くの県民のみなさんのご参加をお願いします。