宮応かつゆきの日本改革ブログ

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「朝鮮民族が一つになろうと努力」-河野洋平元衆院議長が評価

2018年10月20日 | 朝鮮半島情勢

 「しんぶん赤旗」17日付は、河野洋平元衆院議長の福岡市での講演の一部を次のように報じました。

「北朝鮮が求める朝鮮戦争の終戦宣言については、『1日も早くすることが、悪ことだとは思わない』と指摘。 北朝鮮との対話路線を取る韓国の文在寅大統領に関しても、『朝鮮民族が一つになろうと一生懸命している努力を評価する必要がある』と理解を示しました

 また、同氏は、朝鮮半島の危機、北朝鮮の脅威を最大限に利用して進められている安倍政権の改憲について、次のように主張しました。

 「棚上げし、その時間や政治的労力を財政や年金、医療など切実に国民が心配している問題に振り向けるべきだ」

 河野氏の発言にこれからも注目していきたいと思います。

 「9月平壌共同宣言」から約1カ月が経ちました。 同日付「しんぶん赤旗」は「国際面」で「ソウル=ロイター」電の記事を掲載しました。

 「北朝鮮、韓国、在韓国連軍司令部は16日、板門店共同警備区域(JSA)の非武装化について議論する初の3者協議を開きました。 韓国国防省が同日、明らかにしました」

 「韓国と北朝鮮は、9月に平壌で開いた首脳会談で、JSAの非武装化を進めるために、在韓国連軍司令部とともに3者協議を開くことで合意していました。 在韓国連軍司令部は、在韓米軍と重なり、非武装地帯(DMZ)を監視しています」

 「韓国国防省の声明によると、16日の協議は板門店で、非公開で開かれ、それぞれの大佐級レベルの高官が出席しました。 韓国と北朝鮮は、最初の措置として、今年末までに、軍事境界線から1㌔㍍以内にある11の監視所の撤去を目指します」

 「南北両国は今月、いくつかの小さな地域で地雷撤去作業を開始。 朝鮮戦争(1950~1953年)で行方不明になった兵士の遺骨を発掘する4月開始予定の試験的な計画を進める道筋をつけます」

 「また南北両国は、JSAからあらゆる火器を撤去し、休戦協定に沿って双方が同区域に配備する要員を35人に削減。 南北両国ならびに外国からの観光客はJSAに自由に出入りすることを認めます」

 「韓国国防省は、これらの措置は今後1カ月の間に実施する計画であり、それは境界線を『平和と和解の場所』に変えるだろうと述べています」

 朝鮮半島の「非核化と平和体制の構築」が、南北両国がイニシアチブを発揮しつつ、様々な障害、長く続いてきた不信関係をのりこえて、一歩一歩進めるための努力が続いていることを感じさせられます。