2月19日に5野党党首会談で国政選挙協力など4項目の確認がされました。 直後の「しんぶん赤旗」には連日、各界・個人の談話が掲載れ期待の大きさを実感していました。 しかし、小林 節氏の談話が見当たりませんでした。 同紙の日曜版には掲載されるだろうと思っていました。
2月28日付「しんぶん赤旗」日曜版1面に瀬戸内寂聴さんと一緒に、小林氏の談話が掲載さました。 それを拝読して、同氏のこの間の努力の大きさを強く感じました。 とりわけ、自分自身の「心の整理」を率直に語っていることに魅かれました。
同氏の次のコメントを紹介させていただきます。
「くり返しますが、野党の結束が大切です。 私もこの間、野党の選挙協力合意のため努力をしてきました。 『共産党とはいっしょにやりたくない』という声をずいぶん聞きました。 私自身もこれまで”普通”の日本人の一人として『反共』という『常識』を共有していました。 しかし、この間、戦争法の論戦の中で自分の心を整理してみると、『反共常識』には一つの根拠もないと思うにいたりました」
「『共産主義』という考え方は、弱肉強食の最悪の新自由主義にたいするカウンター(対抗)の原理、『共生』の経済原理として再評価できます。 『革命政党』とよくレッテル貼りされますが、『革命』とは『急速な進歩』のことです。 社会が良くなって悪いことはありません。 『革命』によって既得権益を失う人たちが、悪いことのように言っているだけです」
「今回は、そういう偏見を一気に取り払うチャンスだと思います。 私は野党で、『共産党アレルギー』をもっている議員と、それをテーマに公開討論したい。 そうすればその方も心が整理されますよ」
「今回、野党の選挙協力が合意できた背景には、安倍政権のひどさに対する国民の怒りと運動、共産党が燃えて努力したことがあると思います。 私の『吸引力』も役に立てたのならうれしいことです」
「いま共産党をのけ者にしたら、戦争法廃止も政権交代もあり得ませんよ」
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